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日本映画

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記事一覧

映画『市子』ネタバレあり

船の甲板の上で大事な写真見ないで欲しい。 風で飛んじゃうかもしれないし 風で飛んだら海に落…

痛烈な皮肉とユーモア&アオハル 弩級の反戦映画『肉弾』

特攻の出撃命令を受けた"アイツ"は、その時21歳6ヶ月。 出撃を明日に控えた〝アイツ〟は最後の…

ドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実』

「もう一度、国の運命と自分の運命がリンクしているという、ある種の陶酔感、高揚感みたいなも…

不発性を受け入れる 映画『独立少年合唱団』

「自分の手であの戦争を裁かなかったんだ そんな国で何にも起こるわけないんだよ 何にも起こら…

新作ドキュメンタリー映画『BORDER 戦場記者 × イスラム国』

須賀川監督の新作ドキュメンタリー映画『BORDER 戦場記者 × イスラム国』。 まずは3/15からの…

ドキュメンタリー映画『戦場記者』少しの行動の変化が生まれるかも知れない

危険な地域に取材に行くジャーナリストの数が海外より日本の方が少ない。 フリージャーナリ…

『オッペンハイマー』と併せてどうぞ 映画『ひろしま』(1953)

「昔の立派だった頃の日本を思い出すことは大変良いことだと思いますが、 そうした国民の中の感情に隠れて、 また誰かが戦争の準備をしているのではないでしょうか。」by ご先祖様 まだ映画『オッペンハイマー』観てません どうやら噂では、『オッペンハイマー』には広島の原爆投下の惨劇の描写がないor少ないらしいですね。 それには制作意図があって、それに納得する人もいれば、批判もあるとのこと。 もしも原爆の本当の恐ろしさが描かれていなくてその必要があるのであれば、それを補う映画を観

『ラースと、その彼女』感あり 『夜明けのすべて』

珍しい人たちを映画に引っ張り出して珍しい人たちを映画に引っ張り出して マジョリティに苦し…

映画『ゴジラ』(1954) 紹介マンガ

ゴジラは白亜紀頃から静かに海中で暮らしていましたが、 水爆のせいで安住の地を追われ、仕方…

「笑えよ」という圧力 映画『笑いのカイブツ』

「笑いのカイブツ」って言葉って10数年前くらいだったら 20時とか21時からの民放お笑い番組の…

映画『白鍵と黒鍵の間』明日どうなるかわからないフリーランスの世界よ 

ぶっ飛び〜! いやぁ面白かった。 実際はどうかわからないけど、 どんな映画にするか考えな…

映画『Winny』 東出昌大の存在感の危うさ 

面白い! 僕はwinny事件全然知らなくて 映画観てから色々調べました。 ↓こちらの動画が一…

映画『羅生門』(1950) 3人の証言は食い違う ネタバレあり ~映画イラスト~

その0 平安時代を舞台にした武士殺人事件の法廷劇盗賊「俺が殺した」 武士の妻「いやいや私…

映画『月』どうぞ観に行って!とは言えない。しかし満点だっ

四コマ映画『月』オススメはできない。 どうぞ観に行って!とは言えない。 しかし満点だっ! ** ある種の〝嘘臭さ〟ホラー映画のような手法や すごく不自然なカメラワークや照明が多用されています。 全体的に芝居も大きかったと思います。 ↑これらのある種の〝嘘臭さ〟がとても機能してると思いました。 強烈で圧倒的な事実があるからこそできる技法。 所詮映画は嘘(作り物)だよ〜、というのめり込みすぎてない感も良かった。 しかも、ある女性キャラが〝嘘〟をつくんです。 嘘をつい