不発性を受け入れる 映画『独立少年合唱団』
「自分の手であの戦争を裁かなかったんだ
そんな国で何にも起こるわけないんだよ
何にも起こらないで
ゆっくり発狂していくんだ」
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VHSしかなくてずっっと観れずにいた『独立少年合唱団』。
『いつか読書する日』の緒方明監督作!!
長年待ちすぎて期待が高すぎた???
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外国映画と思って観たらとても興味深いし雰囲気もあります。
下手したらクーリンチェ感もあるかも。
ただ女性(女学生)の扱いがドン引きだし
全共闘についてもよく知らないので、、
話についていけない。。
特にやはり女性の描き方が男の欲望の鏡でしかなくて、、
観ててきつかった。。
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で、全共闘について知らないのはある程度僕が悪い。
僕は78年生まれだし
リアルで知らなくて当然だし
全共闘については「なんかあったよねそういうの感」でずっっとその名称を聞いていただけ。
あとはもう連合赤軍の話になって
それは映画で見知ってはいたけど
やっぱ怖い話という印象。
ということで
『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』を観ました。
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『独立少年合唱団』における全共闘は〝不発感〟の象徴なんでしょうね。
あの時の俺ら結局何もならなかったなぁ的な。
でも、たとえ何にもならなかったという結果が一時的に出たとしてもそれもひとつの過程だよな、感。
全共闘を(ざっっくりとですが)知ることで、『独立少年合唱団』のことも少しわかりました。
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