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反省してます…『第14回 クリエイターEXPO』での6つの問題点

~第14回 クリエイターEXPO~
会期: 2024年 7月3日(水)~7月5日(金) 10時〜17時
会場: 東京ビッグサイト 西展示棟



グラフィックのカタログスタンド(紙製)を使え!おれ!



名刺QR問題

アドレスはQRコード化しよう。次回とは言わず、今から。
QRコード読み取ってウェブサイト表示して貰えば早いし、メールはすぐにメール起動画面に行くし。そこでメールアドレスをコピペもできる。

※どちらもアドレスのテキストはあった方がいい。


名刺住所問題

僕の仕事場は思いっきり自宅でして、不特定多数の人に自分の自宅住所知られたくないので、名刺に住所は書きませんでした。

でいちいち「東京の中野区です」って言いながら名刺渡したんですが、忘れるよね。。
(後日送るお礼メールには住所記載してるけど)

せめて「東京中野区在住」くらいは書かなきゃ。
クリエポ用の名刺は「東京中野区在住」と記入。


クリエポ出展者さんのイラストタッチ分布図作成時の感じの悪さ問題

今回やりたかったのが「クリエポ出展者さんのイラストタッチ分布図作成」。

縦軸は「シンプルデコレーション(描き込みが多い)」、
横軸は「かわいいクール
という表を作りました、出展者さんのイラストを見回ってチェックして、(クリエポでの)イラストの流行と言いますか、傾向を測ろう!と思っていました。


3日目の会場前の時間に調査開始。
僕がもっと早起きすればよかったんですが、10時開場で9時半に着いちゃったので多くの出展者さんたちはすでにブースにおり、、準備や楽しい会話をなさっていました。

そんな中、通路を歩いてブースを見ながら小さいノートに何やら書き込んでいるおじさん。。なんか評価してるようにも見えるし。
感じ悪いですよ。。ほんとにすみません。
結局、三分の一くらいで中止しました。ほんとに「何あいつ」という視線を何度が喰らったので。。いやぁマジでごめんなさい。。


結果はこちら↑。そんなに偏りがないなというのも中断した理由のひとつ。

その中でも3つの集団がうっすら現れました。
①「デコ・カワ」の中央あたりの集団
②「デコ・クール」の最端の集団
③「シンプル」の最端の集団

①「デコ・カワ」は、いわゆる萌え絵を描かれる方のタッチです。描き込みが多く、とにかく可愛いタッチ。美少女アニメのような、Vtuberさんのタッチのような。
萌え絵でもクール味が強いタッチもありました。


②「デコ・クール」は、熱が出た時におでこに貼るシートみたいな名前ですが、描き込みが多くてクールなタッチ!
写実性が高くて可愛いなんて言ってもらうつもりのないタッチです。
とにかく虫を精密に描いたり、食べ物を、風景を、はたまた臓器を、甘味料一切不使用でクールに描き込む集団です。かっこよかったです。
出展者さんの佇まいもクールに見えました。

③「シンプル」最端の集団は、僕のイラストタッチが該当します。
ただ、シンプルに関しては分類がよくわかんなくなって、、実際はこんなに究極のシンプルタッチが多かった訳ではないです。もうちょっと真ん中らへんが多かったはずです。
シンプルタッチには可愛いとクール、満遍なくいらっしゃいました。

僕のような↓こういうようなタッチの方は意外と少なかったです。

3年くらい前は↑こんなのばっかだったのですが。

イラストタッチの流行についてはずっと考えていて、イラストレーター業界の中でぬる〜りと変化しているのを感じています。
僕は「古いイラストレーターになりたくない」という強い強迫観念があるので、、ブームにいちいち乗っかりたい訳じゃないけど、今の潮流は把握しておいて、その中で自分がやってみたいことはやっている感じです。

何はともあれ、調査しているときすごく不気味で不快だったと思います。大変失礼しました。。。


カテゴリー別ファイル問題


配布するポートフォリオとは別に、現場で閲覧いただくカテゴリー別のファイルを7冊置きました。

(前回のクリエポ冬が咳喘息のせいで常駐できないと分かった時点で用意したものです。「これを見て!」という気持ちで置きました)

お客さんはまずは文字を見る(しかも上の方。出展者とは目を合わせないようしながら)。
「児童書」「ビジネス」「漫画」「学参(学習参考書)」など。この人が何が得意なのかを、イラストを見て判断する前にその文字を見ます。

僕は
すこやか人間
「いきおい人間

インフォグラフィック
ビジネス
医療・健康・動画
映画・漫画・似顔絵
学参(学習参考書)
の7つのカテゴリーに分けてます。

この中では医療とインフォグラフィックに関心を持っていただけることが多かったです。
「医療系やってるんですね」と言われれば「はい、どうぞ」とそのファイルを渡し、
「インフォグラフィック」と言われれば「はい、どうぞ」をファイルを渡す、という形式。

特に僕が仕事の範囲が広くなっちゃってる(しかもどれもやりたい…)ので、こんなにファイルが多くなってるわけです。。

前回(冬)の時に慌てて作ったファイルのまま今回も出したので、、次回はもうちょっとちゃんとしたもの作りたいです。


逆営業問題

クリエポは出展者が営業をする場です。
が、逆に営業してくる人もいます。
「イラストレーターさんにとって便利なサービスがあります。Win-Winなんですよ」とか
「あなたのキャラクターを売るためにサポートします。Win-Winなんですよ」的なビジネスの案内です。

ほんとに良いものもあるので全部ダメ!とは言いませんが、基本的には短い時間でやってサッと帰っていって欲しい。
長々とブースを占拠されるのは困ります。

僕は「興味ないです」という態度を出すことが得意なのでそんなに被害はないですが、心優しい出展者さんなどは断りづらくて大変かもしれないです。

あと、名刺を集めなければ死ぬみたいなおじいさんがいて、全員に「名刺ある?」って言って回って名刺採集してました。僕は怖かったので渡しませんでした。

ただ、出展者さんの中にはデザイナーさんやライターさんもいるので、確かに「僕のイラスト使える場面があったらよろしくお願いします」的なことを逆営業したくもなりました。

実際、動画制作の出展者さんが数人僕のブースに来られて、よければ一緒にお仕事を、という話をしてくださいました。
こういうのは最高です。

逆営業が全部ダメな訳じゃないけど、常識の範囲内でやって欲しいし、こちら側も「興味ないです、いらないです」と跳ね返す勇気も必要かと。


イラストレーター目指してます問題

「イラストレーター目指してるんですっ」つって出展者から色々情報聞き出そうとする人がいて迷惑ってのは実際あると思います。
態度も悪く失礼でただただ情報吸い取られた!と思ったらそりゃ不快で迷惑です。

しかし、クリエポがそれを目的とした場ではないとしても、イラストレーターを目指している人がプロのイラストレーターの生の声を聞ける場であるのも事実。

イラストレーターになりたいと思っていた(なんなら今も思っている)あの頃の自分だと思えば冷たくはできないし、
できれば頑張ってイラストレーターになって欲しいし、
その一助になれたら光栄だとも思います。

なので、うま〜くやってほしい。
うま〜く聞き出してほしい。
「うま〜く聞き出してます」っていう空気も一切出さずにうま〜くやってほしい。
というか、「営業の場なのにすみません」と本気で思っていて真剣な気持ちを持っていれば気持ちよく答えてくれる方も多いと思いますよ。
(ただ、時間は短めにした方がいいかも)


まとめ

直前に父が倒れるという大問題が起きまして(現在は一般病棟におります)、またしてもクリエポに出られない可能性もありました。

なんとか前日設営ができ、3日間常駐できましたが、いつ連絡が来て駆けつけなきゃいけないかわからない状態で、ずっとふわふわと落ち着かない感じでした(今も)。

なのでまずはクリエポで営業ができているということだけでもOKでした。
とはいえ、結局ポートフォリオは600部以上配布できましたし、お名刺も結構いただき、いろんな方とお話もできました。
これからお礼メールを送ります。

次回の冬(幕張)は休みまして、次次回の夏(ビッグサイト)に出展します!

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