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探偵!ナイトスクープに出演しました ④魅力編その3

こんにちは、こんばんは、あるいはおはようございます。
Fukuiです。
社会人となり気づけば早くも一年経過、この記事を書くきっかけになった
テレビ出演から1年半ほど経ちました。
日々の生活に追われる中でこの記事の更新もすっぽ抜けていたのですが、
X(Twitter)に来た通知で今でも見てくれている人がいること、そして
思い出してくれる人がいることを知り、メラメラと書く気が沸き上がって
きました。
こんな自己満足たっぷりの記事ですが見ていてくださる皆さんがいて
とてもうれしいです。ありがとうございます。
そして更新遅くなってごめんなさい。

今回は魅力編その③です。
21曲目から30曲目までを取り上げます。
ついにあの難関曲も取り上げます。

この記事は上記の続きです。今回初めて見た方は是非ご覧ください。
それでは、スーパー戦隊、アタック!

・21曲目『電磁戦隊メガレンジャー』(電磁戦隊メガレンジャー)1997年

インターネットやデジタル機器の発達が著しいこの時代にそれらをモチーフとしたメガレンジャー。
OPのエレクトロミュージックはモチーフによく合っています。
「メガ」レンジャーなだけあり、サビの歌詞でも
行くぜメガ 変わるぜメガ や 見ろよメガ 決めるぜメガ
と強調され、さらにラストは
俺たちメガ メガ メガ 電磁戦隊メガレンジャーとメガづくしです。
また他の歌詞は作品の端的な説明にもなっており、
ネットゲームの世界の話と思っていたら現実にやってきた侵略者と
戦わなければならない。戦いは厳しいけど今すぐ動かなきゃという
軽快なメロディの中に少しシリアスさも感じる内容です。

・22曲目『星獣戦隊ギンガマン』(星獣戦隊ギンガマン)
1998年

宇宙海賊バルバンの侵略に対し、銀河の星々が生んだ神秘の動物「星獣」と心を通わせ戦うという作品。
疾走感ありながらも勇壮なメロディが特徴ですが、なんといっても
楽しいのはサビ。
ガンガンギギーン ギンガマン ガンガンギギーン ギンガマン
と繰り返すフレーズはテンション上がります。
また各所で入る「ギンガマーン!」という合いの手がさらに気分を盛り上げてくれます。
余談ですが、小学校の運動会でこの曲のカラオケバージョンが入場曲に使われたことがあり、その時は一人静かにテンション上がりました。
この曲聞いて子供時代を思い出す人がもしかしたらいるのかもしれませんね。

・23曲目『救急戦隊ゴーゴーファイブ』(救急戦隊ゴーゴーファイブ)1999年

原曲は石原慎一さん。石原さんは仮面ライダーアギトのOPを歌っていた方
でもあります。
特徴的な声と歌い方は一度聴いたら耳に残ります。
レスキュー隊の戦士と言うこともあり、
待ってろよ 生きてろよ 絶対そこにたどり着く
と始まりから呼びかけてくれます。
個人的に一番好きな歌詞は
一つの命を救うのは 無限の未来を救うことの部分です。
ヒーローというと世界や地球のための存在という壮大なイメージが湧くかもしれませんが、目の前の一つの命を助けることに全力を尽くすこともまたヒーローとして、そして人として必要な姿勢であると感じます。

・24曲目『JIKŪ 〜未来戦隊タイムレンジャー〜』(未来戦隊タイムレンジャー)2000年

ついに2000年代に突入し、残り約半分となったこのタイミングで最難関曲の
登場です。これまでのスーパー戦隊OPの常識を覆し、見ていた石田さんも「全然雰囲気違う」と言っていたこの歌の難しさを余すとこなくご紹介します。特徴は大きく3つです。

①高音
この曲はスーパー戦隊初の女性シングルのOPです
ですがその高さは同じ女性の西分さんですら難しいというほどの高音です。
地声では歌える気が全くしなかったのでここだけ裏声で歌ったのですが、
それでもちゃんと歌えてたか自信がありません。

②テンポが速い
全体的にテンポが速いうえ、歌詞が詰まっているので息継ぎのタイミングが難しいです。1番と2番の間奏も短く、2番の終わりまであまり落ち着きません。ただ2番後の間奏はギターが目立っててめっちゃかっこいいです。

③英語
何よりこの曲を難しくしているポイントが歌詞に盛り込まれた英語です。
イントロで「go over time & space…」から始まり、その後のコーラスは
beyond the future, ride on the future.
live on my dream, live on my soul.
と続きます。そして同じフレーズが分割されて、サビにも出てきます。
ビヨンザフュチャ ライドンザフュチャ
リブォマイドッリ リブォマイソゥ
と歌うとそれっぽくなります。

ちなみに作風ですが、未来の時間警察であるタイムレンジャーと未来から刑務所ごと過去にやってきた囚人軍団が現代でぶつかり合うというのがメインです。未来人4人と現代人1人の邂逅に始まるSF的な話ですが、キャラクターの心情やタイムレンジャーのあり方(例えば、警察なので私刑はできない=敵を殺すのではなく、捕まえないといけない)などリアルな描写もあり、ドラマ性の高い作品です。

・25曲目『ガオレンジャー吼えろ!!』(百獣戦隊ガオレンジャー)2001年

原曲は山形ユキオさん歌唱。タイムレンジャーから一転、ダイナミックかつパワフルな楽曲です。原曲は山形ユキオさんのハスキーボイスが特徴的であり、歌う際はまねしようと努力しました。
こちらも「ガオ」レンジャーだけあってサビではガオのフレーズが入ります。
またサビの最後に戦隊名を言った後でウガアアアアッ!と吠えるところが盛り上がりポイントです。

作品としては何といっても巨大メカに相当する「パワーアニマル」の数の多さが特徴です。腕を付け替えて状況に対応する所謂「○○武装」という戦隊ロボの合体形態の原点ともいえるでしょう。
あとCG技術の発達により、ロボや戦隊メンバーの必殺技が一気に派手になりました。新しい時代の始まりを作った戦隊ですが、だからこそOPはよりストレートな印象を受けます。

・26曲目『ハリケンジャー参上!』(忍風戦隊ハリケンジャー)2002年

原曲は高取ヒデアキさん。僕のお気に入りの一つです。
シュシュッと参上(参上~) シュシュッと忍者じゃん
というサビのキャッチ―なフレーズは歌っていて楽しいです。
またサビ手前の
みっつの心をあわせたら 信じた未来に頑張ろう
もリズム感が良くて好きな部分です。

ヒーロー、ロボット、敵キャラのデザイン、ギャグとシリアスのバランスが絶妙なストーリー構成がどれもよく、放送から20年たった現在でもスピンオフが作られる人気作です。戦隊をあまり知らない人でも見やすいのではないでしょうか。

余談ですが「デカレンジャーVSアバレンジャー」にて敵と2戦隊の対決時、なんの前振りもなくハリケンレッド(ネタバレになりますが実は敵の変装)が出てくるんですが、その時にこの曲のイントロが流れます。普通ならレジェンドヒーローが主題歌と共にカッコよく助けに来てくれたと興奮する場面ですが、即座に戦隊側のキャラを切りつけ、正体をばらすという展開に「期待を返せ!」と笑いながら思いました。

・27曲目『爆竜戦隊アバレンジャー』(爆竜戦隊アバレンジャー)2003年

原曲は遠藤正明さん歌唱。
アバレンジャーはサブタイトルに毎回「アバレ」が入るんですが、OPでも入りまくっています。しかもメガやガオの比じゃないです。
アバレた数だけ自分を知る アバレた数だけ痛みを知るよ
アバレ アバレ アバレまくれ Getup!
アバレ アバレ アバレ続けろ
という風に2番ではサビに8回も「アバレ」が出てきます。
さらにラスサビはサビのフレーズを2回歌い、アバレンジャーの名前を2回言うので、聞き終わるころには頭の中はすっかりアバレ祭りでしょう。

これだけアバレる歌ですが、実はイントロはピアノから入るという、ギャップも備えた隠れた名曲です。

・28曲目『特捜戦隊デカレンジャー』(特捜戦隊デカレンジャー)2004年

原曲はサイキックラバーさん歌唱。
サイレンの音から始まり、ロックなギターへとつながるイントロは一度聞けば引き込まれます。戦隊ファンの脳内ではさらに古川登志夫さんの
ナレーションが響くでしょう。
戦隊でロックミュージックがOPになるのは珍しく、時代を駆け抜ける中で
メロディも多様化していることがわかります。ですが前向きな歌詞は決して忘れていません。
光よ都会(まち)の天使たちに届け
輝く夢をかなえられるように、
から始まり、
Ready to go 銀河の果てまで追いかけてゆく
魂(ソウル)の血潮でアクセル踏み込む
というサビなど人々の暮らしの裏で戦うヒーローの祈りと覚悟が伝わってきます。

・29曲目『魔法戦隊マジレンジャー』(魔法戦隊マジレンジャー)2005年

僕がリアルタイムではっきりと見た記憶がある最初の戦隊ということや
いつも幼稚園で流れていたこともあり、ある意味僕の原点ともいえる曲
です。サビ手前で5人のメンバーを指すフレーズが入るんですが、
1番 必殺技名
2番 マジマジンのモチーフ
最後 名乗り台詞のフレーズ

という風にマジレンジャーを示す要素がふんだんに入っています。
ある意味ではゴレンジャーの発展形とも言えます。
僕が好きなポイントは、1番2番ともにイントロでこちらに問いかけてくることです。
1番 君が超えたいものは何? 大空 逆風 昨日の自分
2番 君が守りたいものは何? 友情 プライド 見えない絆

ここに提示されたもの以外にもそれぞれあるでしょう。
あなたにとってそれは何なのか、そしてそのためにどうすればいいのか。
戦隊のOPは時にそんなことも考えさせてくれます。

・30曲目「轟轟戦隊ボウケンジャー」(轟轟戦隊ボウケンジャー)2006年

車と冒険をテーマにした戦隊、ボウケンジャー。
Go Go Go! Go Go Go! Ready Go! すすめ!ボウケンジャー
という風にイントロからいきなり背中を押してきます。
曲の全体を通して明るいメロディラインのギターが鳴っていたり、
サビは小気味いい単語が連続し、ぐんぐんと進んでいくような感覚になります。
歌詞の途中には5人の名乗り台詞になぞらえたフレーズも出てきます。
1番ではStart Up! 熱き魂(いのち)Shift Up! 迅き血潮
(レッドとブラックの名乗り)
2番ではStart Dash!高き理想 Shift In!強き願い
深きハートには未来が見える 輝く場所にたどり着けるまで
(ブルー、イエロー、ピンクの名乗り)
となっています。輝くの部分もシルバーの眩きに通じるものがありますが
果たしてこれは偶然でしょうか。

・まとめ

30曲目までまとめてみました。
このあたりはリフレインが多いイメージがあります。
印象づけのためには非常に効果的であり、歌詞とメロディを
同時に覚えやすいため、よく覚えてる人も多いのかもしれません。
また英語のフレーズも増え始めました。こういう部分はやはり
少し成長してからの方が深く意味を知りやすいので、繰り返し聞くことに
つながると思います。

・さて次回 ⑤魅力編その4

次は31曲目から41曲目までをまとめます。
モチーフも多様になってきた中で、OPはどのように変化したのか。
そしてダイジェストの裏側とは。いっぱい伝えていきます。
それではまた次回。アデュー。

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