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新規事業のセオリー_フェーズⅤ. 5. 成長軌道への仕組みづくり

「新規事業を創ること」はとても難しいことであり、とてもとても楽しいことですね。このnoteが「新規事業を創る楽しさを、皆さんと共有できる場」になることを期待しています。

新規事業のセオリーでは、新規事業創造のステップをフェーズ毎に区切って連載していきます。


フェーズⅤ : ローンチ  5. 成長軌道への仕組みづくり

正式リリースの後、次の目標<撤退基準>である
「②正式リリース後、●か月以内に●件の受注。」
というハードルを超えたあとは、確実に事業を成長軌道に乗せていくことが重要になります。その成長の中で、3つ目から5つ目の目標<撤退基準>を見事乗り超えて、「新規事業の成功」ということになります。

5つの目標<撤退基準>はこちらであり、詳細は以前のnoteをご覧ください。

①テスト販売にて●か月以内に●件の受注。
②正式リリース後、●か月以内に●件の受注。
③リリースから単月黒字までの月数 → 基準: 18ヶ月以内
④リリースから単年黒字までの年数 → 基準: 3年目以内
⑤新規事業開始時から投資回収までの月数 → 基準:48ヶ月以内


ここまでの取り組みでは、新規事業創造プロジェクトのメンバーが、1つのテーマに対して一緒に取り組みながらプロジェクトを前に進めてきました。しかしながらが、成長軌道に乗せていくここからは「分業」が必要になります。分業のメリットは「それぞれの業務に集中することによる専門性の向上であり、それがナレッジとして組織に蓄積していくことで、品質と効率が向上すること」です。

新規事業を成長軌道に乗せる上での分業の3つの視点、①顧客の創造、②継続的な価値向上、③推進する管理体制、について具体的に記述していきます。

(1)顧客の創造

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