見出し画像

それではいつも通りの一句 ^^;(相変わらずの駄作)

それまで仲良くても、いろいろな感情が起こる訳さ ^^;

【賃金の労働問題こんなことあります】

どういった賃金に関する問題があるのか。
今日は3つ取り上げます。もちろん他にもありますよ。

(1)給与明細を見せ合う社員が増えた
以前であれば、自分の給与明細を他人に見せることは、恥ずかしいものとされていました。でも最近あまり抵抗なく、同僚と給与明細を見せ合う社員の方も増えてきました。(多いとまではいいませんが)

そこから、「なぜ〇〇さんには〇〇手当があって、私にはないんですか」という社長への質問、あるいは、そもそも基本給が「なぜ〇〇さんは〇〇円で、なんで私は〇〇円で低いんですか」と、基本給の「差」を指摘するケースもある。

社長さん、人事の方が、その説明に時間を要し苦慮することもあるが、実は問題はそこではない

給与明細を見せ合うことにより、本人たち同士が、「あの人は評価されている」「私は評価されていない」と少なからず仲たがいにつながることがある。結果として、社内の雰囲気が悪くなる、仕事がしづらくなるといった問題がある。

評価制度などで誰もがみてもわかるような客観的な評価制度を作ったつもりでも、その評価に従業員が完全に納得することは難しいです(みなさん、肌感覚でお分かりかと存じますが...)
 
(2)属人給は相変わらず不満のもと
上記(1)とも関連しますが、属人給が社員間の不満の温床、見えないところでくすぶった不安になることがあります。

属人給とは、仕事とは関係ない本人の持っている要素によって支給される給与のです。

その代表選手が、家族手当、住宅手当。まったく仕事と関係ありません(苦笑)

仕事では十分な成果を上げていないのに、属人給で総支給額が高くなることがあり、それが不満につながる。これは今に始まったことではなく、だいぶ以前からずーっとあります。
 
(3)未払い残業代の請求が増えた
「未払残業代の請求は増えますよ」という話は10~15年ぐらい前からあったが、ここ最近、特に増えたという感じがします。

僕が居住している地方都市の鹿児島でさえそうなのだから、都市部はもっと多いだろうと容易に想像がつきます。

退職した社員から、代理人から「未払残業代の請求」がある。もちろん残業代はしっかり払わなければならないが、そもそも論で就業時間中、真に業務に服していたかの疑問が残ることがある。「果たしてこの社員の方は、きちんと仕事はしていたのだろうか?」といった感じです。

残業代計算に関する挙証(計算書)を受け取ることがありますが、ただ単純にタイムカードの出勤、退勤時間をエクセルなどに打ち込んだもので、見た目すごそうですが、意外と単純だったりします。
もちろん、未払残業はあってはならないのですが、「単にそこに居た」ということだけど、「労働時間」と扱い、過度になんでもかんでも労働時間として請求するような風潮が出て来やしないかと危惧もします。
 
【まとめ】賃金の問題は、なかなかセンシティブ^^;
どんなに正当な評価をしても、誰もが完全にその評価に納得をすることは少ないです。

ただ、それでもなお、誰もが納得できるような給与支給に近づける努力は大事です。ある程度、給与は見せ合うことも想定して、自社の給与制度を公平性の高いものにすべきです。

もしかすると、「オリンピックの選考」のように、それまでの実績や頑張りの過程を評価するのではなく、「一発勝負」つまり結果だけで、誰もが納得できる(それでも納得できないケースもあるかもしれないが)評価制度なども支持されてくるかもしれない。時代の流れかもしれませんね。

あとはやっぱり「未払残業」はなくしましょう。
未払残業さえなければ、労務管理上のトラブルはその多くが防げます。

それでは、また ^^ /


【今日の要約】「私は忙しいから、要点だけ読みたいっ」と、
お急ぎの方&せっかちな方^^; は、こちらをどうぞ^^

賃金に関する問題として三つ問題を提示

1 給与明細を社員同士で見せ合う行為が増えており、これによって給与の不公平感や不満が露見することがある。
このような状況は、社内の雰囲気を悪化させる原因となり得える。

2 属人給(家族手当や住宅手当など)が不満の種となっており、業務実績と無関係に給与が決定されることがあり、不公平感が生じている

3 未払い残業代の問題が増加しており、退職した社員からの請求が多くなっている。実際の業務時間との乖離も問題となっている。

これらの問題は、給与の透明性を高め、より公平な評価制度を構築することで解消される可能性もあるが、なかなか難しい問題でもある


▼今日の内容に関連して、音声配信もしています^^; 
自ら「ふくちゃん」という恥ずかしさ。。。^^;
あくまでお堅い仕事を払しょくし、お堅い文章になりがちな「労務トラブル」「法的な話」を分かりやすく伝え、親しみやすさを出す「キャラづくり」なのでお許しを。

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
こそっと書いている ^^; 姉妹ブログ
「処遇改善加算」のことだけを書いているブログ
(だいぶマニアック)
※ まだ構築中のため出来は粗い・・・ 鋭意改善中

「社会福祉法人」のことのみ語るブログ
(こちらは、まだまだ工事中)・・・鋭意改善中


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
■ここから下は宣伝(笑)
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

・令和4年12月21日発刊
 採用がうまくいく社員100人までの会社がやっていること

 もしよろしければ。いかがでしょう^^;
・令和5年 3月14日重版(二刷)
・令和5年1月29日 令和5年5月30日
 amazonランキング「人事・労務管理1位」

・令和5年12月21日 発売より1年継続
 amazonランキング「人事・労務管理100位以内キープ

すごいでしょ 笑

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

令和4年1月16日発刊
職場の問題・トラブル 77の解決法

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

「採用がうまくいく社員100人までの会社がやっていること」
メディア等掲載状況
<メディアの皆様、ご紹介いただき本当にありがとうございます!>

12月28日(水)プレジデント・オンライン様
休憩室に電子レンジがない・・・・
なぜか社員採用に失敗してしまう中小企業が見落としている6カ条


1月18日(水)東洋経済オンライン様 1回目
採用難でも好人材が応募してくる会社のひと工夫


1月25日(水)東洋経済オンライン様 2回目
「採用面接で聞きづらい質問を聞くテクニック」


2月1日(水)東洋経済オンライン様 3回目
前職を短期で辞めた応募者を中途採用する注意点


1月26日(木)ライフハッカージャパン 様
印南敦史の「毎日書評」
応募がこない・・・中小企業が採用で
成功するために忘れてはいけない「3つの視点」


2月28日(火)ライフハッカージャパン 様
印南敦史の「毎日書評」
【音声配信】
♯175 応募がこない・・・中小企業が採用で
成功するために忘れてはいけない「3つの視点」


3月25日(土)ダイヤモンド・オンライン 様
採用面接で応募者に嫌われず
「仕事の能力・積極性・協調性」を見抜く方法【質問集付き】

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?