セミナーばかり受けても意味はない。
「そんなにセミナーばかり受けていても、仕事に活かせないのなら意味ないよ」
以前、会社勤めの時に僕が上司に言われた言葉です。
その時は、むかっ腹が立ちましたが、冷静になって考えると、まさにその通りでした。
結局セミナーを受けるだけ受けて、ただ満足しているんですね。
セミナーを受けたその瞬間は、何か「いい話聞いたー」って充足感もあるけど、会社に帰ってから、実際に実践してしていない。
だから、それぐらいのものでしかない。
そういった意味では「本」もそうです。
それなりに沢山読んでる。でもその内容を実践しているかといえば、疑問が残る。いや、ほとんどが読んだだけで、下手をすると買っただけで満足している。
時々思います。ちょっと嫌な言い方になりますが、お許しを。
もうそんなに学ばなくてもいいんじゃない?
何かの焦りを打ち消すために、学んでいるだけではありませんか?
僕の場合、社労士なので毎年、法改正などは学ぶ必要はある。でも、それは学びというより、単なる「確認」作業。
学びは「もう最低限でもいいんじゃないか」と思っています。
もう大分学んできたよー、僕は(笑)
逆に新たな学びよりも、いままで学んだものを、もう一度見直して実際に使っていく。あるいは外に発信していくことのほうが、よっぽど大事なんじゃないかと。
自分がフワフワしていると「あれも学ばないと」「これも学ばないと」って感じになってします。そして次から次に、自分で消化できないほどの情報を得ようとする。
まだ、見ていないセミナー動画、買っただけの本。あるでしょ!
もう、あなたは今まで生きてきた中で十分に、もう十分に(繰り返し)、十分すぎるほど(しつこく繰り返し)学んでいるでしょう。
その学んだものを、もう一度掘り起こして、より実践として使うべき時ではありませんか。
僕の場合ですが、今は「学び」を大分選んでいます。
それこそ以前は「あれも学ばないと」「これも学ばないと」って感じでした。手当たり次第、セミナーに参加し、本も読みまくりましたね。
でもふと気づくんです。僕は、セミナーや本で学んできたものを、どのくらい実践しているか?
今日セミナーでもらったテキストを、2度3度読み返しているか。。。
そう実践もしていないし、テキストを2度3度読むことなどほとんどない。
要するに、「セミナーに行ったーっ」という自己満足だけなのです。
あなたは、怒るかもしれないけど、セミナーに出る前と終わったあとで、それほど変わらない。実は、それほど学んでいない。
多くの方は、これが現実でしょう(汗)
僕は、社労士なので、どこからそこから、ほぼ毎日のように何らかのセミナーの案内が届きます。もう毎日がセミナー案内祭(苦笑)
これを全部受けてたら、お金も、時間も、いくらあっても足りない。。。
だから、何を大事にして、選ばないといけない。
僕も士業だから、よく分かるのですが、とにかく士業の先生は学び好き。もうほんと、時間もお金も使ってよく学ぶ。
でも明らかに、心のスキを突かれているのを感じる。
士業はどちらかといえば、今のままだと、将来は縮小傾向にある産業と言われている。
だから「あれをしないと駄目だ―」「これをしないと、勝ち残れる事務所になれない!」といったあおりフレーズのセミナーが多い。
開業したばかりの方をターゲットにしたセミナーも多い。
特に開業当初など、よく学ぶ方多いですね。
通常は開業当初は仕事がないので、時間がある。だから「学んでいる」ことで精神的な安定を図っている面もあるんですね。
セミナー会場でしっかり話を聞いていても、「ボーッ」と座っているだけでも、何となく仕事をしている気分になりますからね。
個人的には、学ぶ時間があったら、実際に一件でも飛び込み営業でもした方が、よっぽどよい学びになる。実際、顧客を得ることにもつながるような気がします。
誤解があるといけませんが、学ぶことは大事なこと。
それは否定しない。
でもセミナー参加など、学ぶこと、単に参加することがが目的になってはいけないですね。それだと、あまり得るものは少ないでしょう。
そのセミナーを受けることで、自分にどんな変化がおき、仕事に活かせるか。お金と時間を使うなら、今一度それを考えてみましょう。
そうそう、おそらく、あなたは、もう既にいっぱい学んでいるはず。
あなたの内側にある学んだものを、外に出す方が大事ですよ。きっと、
さぁ、あなたはいかがですか?
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