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#105 ほぼ100%のテレワークでも今まで以上の成果を出せることに気が付きました

今日は日経COMEMOテーマ企画のテレワークのハードルをどうこえてきたのかを書いてみます。

どこまでテレワークでの業務遂行ができるかは担当している仕事の内容によるところがあります。私の場合は事業企画なので、その前提でどうやってテレワークに対処してきたかをまとめておきます。参考までに4月以降は8割くらい在宅勤務です。

新規事業担当としての必要な業務は、「ユーザー候補企業へのヒアリング」、「社内関係部署からの情報収集と調整」、「外部情報の収集」、「事業企画の立案」です。それぞれの項目について、どんな課題があって、どうやって解決してきたのか?それともやっぱりなかなか課題が残っているのかを考えてみました。

オンラインでのユーザー候補企業へのヒアリングは実はやりやすい

ユーザー候補企業へのヒアリングは一番の課題でした。最初は新しいヒアリング候補企業を探すところです。今までは展示会などで知り合って直接アポイントを取っていましたが、それがほぼできなくなりました。

一つの解決策として取り組んだのは、これまでの知り合い経由で知り合いを紹介してもらうという方法でした。これが思いのほかうまくいって、最初からオンラインだけでの打ち合わせでも、うまく意思疎通ができるようになってきました。

これは私もそうですが、相手企業もオンラインミーティングになれてきたので、話す内容に集中できたというのが一番大きいと思います。最近は対面で会っているのとそれほど違和感はなくなりました。

最初の頃困っていたのは名刺交換ができないことでしたが、途中からQRコードやメールでデジタル名刺を活用したら、紙も不要でデジタルデータで名刺管理にもつながったので逆に良かったです。

従来の対面と比較して良かった点は、アポを取る時間の制約がないということと決定権のある偉い人が参加してくれることが多いということです。

直接訪問する場合には、移動時間も含めて日程調整が必要でした。一方で、オンラインだとその一時間程度のみを確保すれば大丈夫なのです。それこそ、自分のデスクから突然参加できるので、今までよりも偉い人が参加してくれるようになりました。その結果、その後の話もうまく進むケースが増えています。

お互いにこの状況で効率的に仕事を進めることを学んできたのだと思います。

社内関係部署からの情報収集と調整

ここは少し苦戦しています。

日程調整などは社外の方と同じでやりやすくなりましたが、企画部門はどうしても年齢層が高い人が多いので、なかなかデジタルリテラシーが高くならないのが課題でした。そして、未だにどうやって解決してよいか分かりません。

相手によってコミュニケーション手段を分けて何とか対応しています。従来の電話メインの人もいれば、チャットなどのコミュニケーションツールを使う人もいます。残念ながら、なんとか色々組み合わせて対処している程度です。

一方で、色々な情報に敏感な人ほどデジタルツールの活用になれてきたので、そういった仲間同士で効率的にオンラインで情報交換する場を作っています。それが、若手の育成や新しい企画活動につなげていければと期待しています。

外部情報の収集

ここもなかなか対処が難しいです。

今のメインは学会などで外部の有識者からの情報収集です。基本的には発表した後の休憩時間や夜の懇親会での話が有益でした。オンラインの学会などはようやく動き出しましたが、発表のときだけなので情報がなかなか入手できなくなりました。

ここはまだ時間がかかりそうです。

これの代わりにスタートアップなどが精力的にオンラインセミナーや交流会などをやるようになっています。また、そういった活動の中で他の企業の企画担当者との交流も増えてきました。

みんな同じ悩みを抱えていて、外部との情報の接点に困っています。ただ、今までよりも他の企業の方と積極的に交流する機会が増えてきているので、従来とは違った展開で新事業を広げていけるような期待もしています。

この辺はもう少し時間をかけながら醸成させていきたいです。ここ半年くらい試行錯誤しながら良い方向に向けて周囲を徐々に巻き込んできたので、その流れを絶やさないように進めて成果につなげていきます。

どんなときでも今の環境に対応して何ができるかを真剣に考えていくと、良い方向のやり方が見つかってくると思っています。

事業企画の立案

事業部とか企画部門のトップに説明をして承認を得るプロセスが必ず必要になってくるのですが、現時点では全てオフラインです。

資料作成は自宅で集中して出来るので効率が良くなっていますが、説明はどうしても対面を求められます。

ここは相手側の理解がないとどうすることもできないので、お手上げです。ただ、2割くらい出勤している日に対応しています。そのときに、会社行ったときでないとできない雑談を通じた情報収集をするようにしています。

やっぱり久しぶりに会うと皆さん懐かしくて色々と話をしてくれます。また、以前のnoteに書いたように新規事業立案には雑談というのは必須アイテムです。

総合的に判断して、オンラインメインになった方がトータルの業務効率は上がっていると思います。それは外部の人との交流や一人で出来る作業の多い企画マンという立場ということもあります。何か一つでもこの記事が参考になれば嬉しい限りです。

#日経COMEMO #テレワークのハードル

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