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【コロナ緊急提言】尾身会長会見

【コロナ緊急提言】
 今夜午後9時から、内閣官房新型コロナウイルス対策分科会・尾身会長が記者会見しました。北海道でも新規感染者が200人超。経済活動や観光本格化と同時に、秋から冬にかけて、欧米ような感染拡大を防ぐための日本の予防策強化を訴える意図があったと思います。
 尾身先生の会見からは現状に対する危機感が伝わってきました。国民に語りかけるリスクコミュニケーションとして専門家が記者会見しメディア中継されること自体が重要です。しかし専門家として政府に緊急提言なのか、国民に感染予防を語るのか。今何が緊急なのか、今回の提言のどこが新しくて、何が重要なのか、今回の記者会見も全くわかりづらい。感染症対策の権威、尾身先生と、その上手なリスク・コミュニケイターは異なります。
 自分たちは研究者として提言できるだけだ、という立場や手続き論と、政府の態度、社会の状況に対する葛藤、不満のようなものが、混在してよく伝わってきました。
 専門家会議が7月に解散されて、本来の内閣官房新型インフルエンザ等対策有識者会議のもとに、新しく新型コロナウイルス対策分科会が新しく設置されて、新型インフルエンザ等対策特別措置法のもとで法的に運営されるようになりましたが、しかしこれでも、専門家と政治、行政との権限、関係について、リスクコミュニケーションの理想的なあり方について、未だ暗中模索の状況が続いています。
https://news.yahoo.co.jp/story/1839

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