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3年前、無職になった日~現在

3年前、2017年4月に私は無職になりました。

「労働」という行動への疑問や嫌悪、体力的・精神的疲労がMAXに達し、先々のことは何も考えず、半ば自暴自棄で退職。

甘えと言えば甘えなんですけど。

2001年からのオーストラリアでの暮らしはそのほとんどが「勉強と仕事」

もう、いいでしょ、怠けても・・・と自分を許した時、光の速さで退職を決めました。

今思うと不思議なのですが、「無職」になることが自分にとって正しいことだと信じて疑ってなかったのです。そうとう病んでいたんだと思います。

「無職」になった日の夢心地

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無職になった日のふわふわと体が宙に浮いているような感覚は今でも忘れられません。

勤務最終日、職場や同僚への未練もわいてこなくて、簡単に挨拶をしてそそくさと帰宅。

もどかしい気持ちでバスを待ちながら、

「もうこの景色を見なくていいんだ」

バスに乗り込んでからは、

「もうこの乗り物に乗らなくていいんだ」

今までの当たり前が少しずつひっくりかえっていく実感がわいてきて、何年も見てきた風景が異常なほどキラキラと輝いて見えました。

そして

「もうなにもしなくていいんだ」

という謎の開放感。

自由!私、超自由じゃん!とぴょんぴょん飛び跳ねたくなる気持ちってワーホリでシドニー空港に降り立った以来感じたことがありませんでした。

ワーホリの1年を除けば、勉強もしくは就労をしていなければ外国人の私はオーストラリアに滞在する価値はないのでは?とおかしな圧力を自分自身にかけていたのだと思います。

無職引きこもり生活中に見つけた「理想」

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仕事を辞めてから、家で誰にも会わずに引きこもって過ごしていました。

特に何をするわけでもなく毎日ぼんやりと過ごす中で「この生活を手放したくない」という思いが日に日に強くなっていったんですよね。

「貯金が尽きたらまた働きに出よう」と思っていたものの、

人と関わらない生活はこうも快適なのか!

そうか、私は人が嫌いなんだ!

と気付いた時、心の底から気が楽になりました。

生きづらさの原因は「ちゃんとした大人のふり」や「みんなと仲良く」を無理して演じてきたから。

なーんだ、そういうわけだったのね。

そこから「人と関わらない仕事」を調べまくって、一番リスクが少ないと感じたネットの世界へ足を踏み入れました。

3年後の現在

現在も家に引きこもり、旅行も一人で行き、オフ会のたぐいには一切参加しない生活です。

3年前と唯一変わったのは、WEB広告、WEBマーケティングを本業とし、オーストラリアで個人事業主として独立したこと。

広告主、ASP、読者あってのビジネスモデルなので完全に人と関わらないわけにはいきませんが「人間関係を選ぶ」ことは可能です。

3年前、無職になった時と同じように「この生活を手放したくない」という思いがパソコンに向かうモチベーション。

このご時世、ネット・リアル問わずどのような商売も大変な時期です。

厳しい現状もありますが、どうにか生き残れるよう今日も自分と作戦会議です。


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