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わたしの一冊 12

【きらん風月】
筆者 永井紗耶子
発行 株式会社講談社


一期一会

踊れやうたえ
声高く
笑えや笑え
天仰ぐ

と思った一冊です

筆という卵が生み出すのは、武者か美女か、それとも鬼か。東海一の文化人と、松平定信の交流が心を揺さぶる。──直木賞受賞第一作!
かつては寛政の改革を老中として推し進めた松平定信は、60を過ぎて地元・白河藩主の座からも引退した。いまは「風月翁」とも「楽翁」とも名乗って旅の途次にある。その定信が東海道は日坂宿の煙草屋で出会ったのが栗杖亭鬼卵。東海道の名士や文化人を伝える『東海道人物志』や尼子十勇士の物語『勇婦全傳繪本更科草子』を著した文化人だ。片や規律正しい社会をめざした定信に対し、鬼卵は大坂と江戸の橋渡し役となる自由人であり続けようとした。鬼卵が店先で始めた昔語りは、やがて定信の半生をも照らし出し、大きな決意を促すのだった……。

株式会社講談社BOOK倶楽部内容紹介より

ご閲覧くださりありがとうございます!

一期一会
出会うべくして
出会っていくんですね


わたしの一冊が
あなたの一冊へ
紡ぐことができたら嬉しいです!


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