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センス解体新書、序

「自分にはセンスがないのかな」

「あの人はセンスがあっていいな」

やりたいことや夢を追いかける上で
常につきまとい、心を折ろうとする
見えない相手。

「センス」

けどちょっとまて。
「センス」って一体なんだ?
正体の分からないものに
勝手に負けそうになってないか。

なんとなくお洒落でスタイリッシュで。
自分には思いつかない発想力
そんな感じでぼんやりとして
みんなよく分かってないんじゃないか。

もちろん僕もその1人。

「センス」

とりあえず辞書で調べてみた。

物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。

うーん、やっぱりよく分からない。
「センスがある」って一体なんだろう

運動のセンス
笑いのセンス
服のセンス
音楽のセンス
絵のセンス

挙げればキリが無い。

才能がある、センスがある
ぼんやりしているこの感覚を
ちゃんと言葉にできたら
怖がらなくて済むんじゃないか。

とりあえず、分かることは
センスがある人は
そのジャンルに精通しているということ。
そのジャンルが好きでたまらないということ。

例えば文章のセンスがある人は、
話すこと、書くこと、読むことが好き。
話の構成がしっかりしている。表現が豊か。

服のセンスがある人はちゃんとした知識のもと、
服のシルエットや色合いを選んでる。
素材や縫製だってこだわってる。

つまりベースとなる引き出しをちゃんと持ってる。

「時間やお金を惜しみなく使っても
頑張れることがある」

それがセンスがあるということじゃないか。

だって、例えば僕は、
服に対してそこまで時間とお金をかけようと思わないし、
時間を忘れて勉強したこともない。

でも、それが出来る人がいる。
服に対して、頑張れるセンスがある。
人よりもより強く、ストイックに頑張れる。

じゃあ僕は、
何に対してなら
時間も忘れて
お金をかけても惜しくなくて
人よりも強く頑張れるのか?

それが見つかったなら
僕にはそのセンスがあったということなのか。

ああ、なんだかよく分かんなくなってきた。
じっくり時間をかけて考えていこう。

「センス」という敵を自分で勝手に作り出して、言い訳にして、
この先進むのをやめてしまわないように。

自分がやらないだけのことを
全て「センス」で片付けてはいないか。


「センスって、何だ」






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