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【Vol.14】自分らしい暮らしを楽しんでいます|mikiteaさん in 横瀬

皆さんこんにちは。新しい働き方LABの3期生として活動している、ライターのふかとみです。

6月から、LIFULLさんが全国に展開するワ―ケーション施設、LivingAnywhere Commons(以下:LAC)に滞在し、そこで出会う人の話を聞いていく中で、自分の働き方にどんな影響があるかを調べています。

8月は、埼玉県にあるLAC横瀬に行ってまいりました!
秩父の隣にある横瀬町は、目の前に武甲山がそびえ、田んぼや畑、川がすぐそばにある町。
LAC横瀬は元JAの建物を改装しており、今は町のみんなのコミュニティスペースとして親しまれています。

武甲山

今回は、筆者と同い年でLACユーザーのmikiteaさん(読み:ミキティさん)にお話を聞かせていただきました。


LAC横瀬でお会いしたmikiteaさん

mikiteaさん(右)と一緒に

mikiteaさんと初めてお会いしたとき、自分のやりたい気持ち・やりたくない気持ちに従って生きている、という話が出て、「うわあ、めっちゃおもしろい!その暮らしもいいなあ!」と思ったことを覚えています。

起きたいときに起きて、休みたいときは休む
働くときはめっちゃ働いて、何もしないときは好きなように過ごす

自分の欲望に従順で、ある意味「動物的な暮らし」=本能的な)を楽しんでいるmikiteaさんとの、たまに真面目で、たまにクスっとするお話をお届けします。

mikiteaさんのプロフィール
LACの月額ユーザー。フルリモートで事務、WEB系解析、IS(インサイドセールス)、ウェビナーの事務局運営等を行う。ジャスミンミルクティーが好き。

動物的な暮らしのはじまり

ドミトリーの中

ふかとみ:
最初にお会いしたとき、「私は起きたいときに起きてるんです。働くときはがっつり働いて、ある程度お金が貯まったら、働かないでゆったり過ごしてるんです」

と聞いて、何それめっちゃいい!って思ったのですが、その暮らしを始めたのはいつからですか?

mikiteaさん:
実は、特に「いつから」というのがないんですよね。

仕事を最初に始めたときも、コミュニティカレッジという、アメリカにある2年制の大学に行って、途中で戻ってきて、就活をせずに働き始めたんですよ。なので、今思えば最初からかも

あとは、一般的に転職って言ったら、次の仕事を決めてから、もしくは有休消化してから転職する人が多いと思うんですが、私はそういうのはせずに、辞めてから考えるみたいなことが多かったんです。とりあえず辞めて、次の仕事に就くまでの間は休んでいるというか。

自分で「動物的な暮らししてるわ~」って思いながらやってたわけじゃないんですけど、思い返したら、ずっとそうだったなと。でも人にはあんまり言えなかったな。

ふかとみ:
それは周りへの(”ちゃんと”働いている人への)罪悪感から…ですか?

mikiteaさん:
う~ん、人には言いづらいなと感じていました。
というのも、どうやら自分と同じっぽい人がいなさそうだなと(笑)。

私自身も前はそこまで自分のことを周りに開示する感じではなかったし、周りに同じ考えの人もいなかったし。あとは、自分でそういう世界について学んだりもしてなかったので、 わからないながら、なんとなく伏せていたみたいな。

罪悪感があったわけではないんですよ。別に悪いことしてないですし(笑)。

ふかとみ:
たしかに悪いことではないですね(笑)。

mikiteaさん:
そう。ただ、周りの勤勉さに比べて怠惰だなって思うことはあったので、「隠しておこう」という気持ちはありましたね。

あと、何もしないことは昔から好きでした。

LACとの出会い

ふかとみ:
LACで暮らすようになったきっかけを教えてください!

mikiteaさん:
2019~2020年あたりに、親戚と2人暮らしになったんです。
コロナ禍で家にいる時間が長くなったこと、それまでは1人暮らしだったこともあり、旅に出たくなってしまって
ただ、どこに行こうか決められずに、ずっと調べていた時期がありました。

そのときに調べた、旅系のサービス一覧の中にLACが入っていて、そこで知りました。
そのときはLACではなく、HafH(ハフ)を選んで使っていましたね。

その後、家の更新時期が来て、更新せずに解約しようと思って。でも、解約した後のことが何も決まってなかったんです。 LACもいいなとは思いつつ、アパートから急にLACに住まいを移すのは抵抗があったので、半年間シェアハウスに行きました。

その半年の間に色々考えて。
「本当に私は家なしでも生きていけるのか?」と。

生きていけるかも、と思ってからは、さらに自分の荷物を減らしたりしてました。

ふかとみ:
…ってことは、ドミトリーにあるスーツケース、荷物はあれで全部ですか…?

mikiteaさん:
いやいや~。少しだけ倉庫に預けてます。でも荷物はだいぶ減らしたので、数箱くらいですね。

ふかとみ:
身軽!!

使ってみての感想

元JAの金庫を活かした部屋

ふかとみ:
ちょうど7月でLACを利用し始めて1年と聞きました!使ってみてどうですか?

mikiteaさん:
めっちゃいいですね。友達にもたくさん紹介するぐらい好きです。友達が来てくれたときは、1~3泊くらいなんですけど、みんな楽しんでくれてるっていうのを感じて嬉しいです。

ふかとみ:
大変だなと思うことはないですか?

mikiteaさん:
大変なこともめっちゃありますよ!
それこそnoteで読んだやつ、「それな。」って思って(笑)。

私が思うLACの大変なところ(ざっくり)
・話しかけるタイミングが難しい
・生活の中に他人がいるので気を遣う
・だらしない姿でいられない
・仕事が忙しいときにイベントがあったら盛り上がれないかも
・ご飯をみんなで食べる予定が急に決まったりする
・移動費以外の出費も結構ある

【私の働き方実験#1】多拠点生活はじめました!発見と戸惑い|ふかとみ (note.com)

ふかとみ:
あれは私だけじゃなかったんですね。ちょっとほっとした(笑)。

mikiteaさん:
はい。大変だと思うことはもちろんあるので、定期的に違うところにも住んでます。

LAC以外にも、NOW ROOM(ナウルーム)っていう、1週間から部屋を借りられるサービスとかもあって。
私は彼氏と遠距離交際をしているんですが、こういうところを1ヶ月間借りて、一緒に過ごす時間もつくってますね。

ふかとみ:
ええ~!楽しいですね!たしかに、たまに会うのがいいですよね。
私もLACを使って色々な場所に行ったり、人と話したりできるおかげで、夫とも楽しく過ごせています。

mikiteaさん:
そうそう!たまに会うからいいんです。
LACも同じかもしれない。ずっとじゃダメなんですよね。

ふかとみ:
わかる!!たまに別々の時間を持つようにする(別のサービスも使ってみる)、と…。

mikiteaさん:
そうそう。恋人もLACも、そうやって別れ際に寂しい思いをした方がいい(笑)。

ふかとみ:
たしかに。ありがたみを感じますよね。

あとは、家がない多拠点の暮らしを一定期間長くしていると、「どっかに帰りたいな」って気持ちになって。でも、どこかに落ち着いたら今度は「またどこかに行きたい」ってなりませんか?
そういうときにmikiteaさんみたいに色んなサービスを知っていると、うまく活用できそうです。

mikiteaさん:
本当にそれですね!旅暮らしをしている人は結構共感してくれると思う。
色んなサービスの選択肢(先ほどのHafHやNOW ROOMのような)を知っておくと楽しいですよ。

LACで会う人も色んなサービスを知っていて、みんな詳しいので、多拠点生活がしたくなったらぜひ聞いてみてください。

話しかけるタイミング

キッチン

ふかとみ:
私自身はLACでその場にいる方に話しかけるタイミングが上手く掴めなくて。毎回拠点でモヤモヤしてるんですけど、そういうのはありますか?

mikiteaさん:
私もです。横瀬ではコミュマネの新堀さんがみんなに紹介してくれて、すごくありがたかったですね。
そうじゃないときは、どうしよう?って思うこともあります(笑)。

ふかとみ:
私も新堀さんが紹介してくれて助かりました…。
やっぱり、長くいると馴染むものですか?

mikiteaさん:
長さは大事ですね。自分は話せない方なので。
長くいることによって、「なんかいつもいる人だ」ってなったら、話すときに生活の話題が出るんですよ。「今日のご飯なんですか?」みたいな(笑)。

そういう他愛もない感じ。それって距離感がある人とはあんまり話さない内容だと思うので、打ち解けやすいのかなって気はします。

これからのこと

近くの棚田

ふかとみ:
これからやりたいことがあったら教えてください!

mikiteaさん:
今29歳ということも考えて、オーストラリアにワーキングホリデーに行きたいと思ってます。
今年の12月くらいから渡航できたらと…(予定)!

現地で仕事を見つけて、いろいろ挑戦していきたいです!

ふかとみ:
ワーホリ!素敵ですね…またぜひお話し聞かせてください!

インタビューを終えて

終始「そうそう!」「わかる!」を繰り返しながら、mikiteaさんの考え方や旅のこと、LACのことなどを聞かせていただきました。

自分がやりたいことをやる。
働くときは働いて、休むときは休む。

いつの間にか「そこそこ仕事はしないと」「毎日4時間くらい働いてゆったりするくらいが贅沢」などと思っていた私。

起きたいときに起きたり、休みたいときに休んだり、そんな暮らしもいいじゃないか…。

改めて、自分の価値観が凝り固まっていたことを痛感しました。
同時に、「おもしろいって何だろう」「私がしたい暮らしってどんなものだろう」とわくわく。

自分にはない価値観・考え方を持っている人や、自分が知らないことを知っている人と出会えることが、本当にありがたいなと思わされた時間になりました。

***

インタビューにご協力いただいたmikiteaさん、本当にありがとうございました!

ここには書ききれないこともたくさんお話しできて、「わかる~っ」と思うこともたくさんありました。
そういう出会いはとても貴重だなと思うので、mikiteaさんとお話しできて本当によかったです。

LACのこれからの滞在についても、ワーホリの話も、ぜひまたお会いしたら聞かせてください!応援しています。


▼横瀬では、ボードゲームデザイナーのスイタ氏さんのお話も。

▼横瀬に移住した、じまさんのお話もおもしろいです。


最後まで記事を読んでいただきありがとうございます^^読んでいただけることへの感謝の気持ちを忘れずに、丁寧に言葉を綴っていきたいです。どこかでお会いしたらぜひお話を聞かせてください!