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『かりん』2023年6月号掲載作品

同じ月みてた仲間の暮らし聞く 人それぞれに「たいへん」がある

あいにくと今日は成果がないけれど必ずいつか底力になる

オムレツとまるでだし巻き卵なら負けても確かに納得がいく

きらわれた私の香り強すぎて だけど味方は見つけてくれる

ちょっと待て 私の世界を守らせて あなたの「正しさ」一歩さがって*

悩んでも心の窓はあけておく何かを変えるものが飛びこむ


*: かりん7月号「前月号作品鑑賞 Ⅲ欄」にて畑彩子氏のコメントをいただいた。


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