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『かりん』2023年4月号掲載作品

調べもの好きな仲間が集まって自分の鏡と話すと気づく

わたしだけ与えるばかりじゃ渇くから自分のためにも買うケークレモン

デパートの食材売り場は空いていて意外と買えるお肉があった

京都から入荷されたと本まぐろ銀座の地下にきらめき光る*

アクリルのアクセ眺めて買うよりも創る楽しさ ちらりと思う

巣鴨には「閉店セール」の場所があり今でもやっていそうな気がする


*: かりん6月号 古田香里さんによる「東京歌会雑記」にて、刀根卓世さん、東山研司さん、尾崎朗子さんからのコメントとともに掲載いただいた。


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