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いろいろやる前に「基本」を大切にしてみよう〜堆肥〜

タイトルにも書きましたが、やっぱり基本は大切だなーとつくづく思います。「当たり前じゃないか!」という声が聞こえてきそうですが、実際のところ基本を忘れずにやるのはなかなか大変です。みなさんの中にも同じように思われる方もいるのではないでしょうか?

農業でも基本が大切なのは同じ

ただ、農家さんは本当に忙しいんですよね。わかります。収穫して、調整、出荷。そして作付計画に基づいて、片付け、施肥、耕運、播種、定植。資材の発注、施設・機械のメンテナンス。

忙しい...(笑)

なんのために頑張っているのか

でも、忙しくてもなんで頑張るのかといえば、安定的に生産ができる環境を整えようとしているからではないでしょうか。一概には言えませんが、安定的に生産できれば、安定的な利益も生まれます。一緒に働く仲間を雇用もできるかもしれません。

となると、作物が育つ上での一丁目一番地である土づくり、地力の維持・向上が大切になってきます。

私の経験

私は農業を初めて8年経ちます。現在は、以前起業した農業法人はパートナーに任せ、また新たな場所で農業を始めています。前の農業法人では畑に堆肥を投入していませんでした。さまざまな理由はあったものの、実際は目の前の作付けや収穫に追われ、前作の片付けがなかなか終わらず、堆肥を施用する時間がなかった。つまり、大切な基本、土づくりから目を背けたままだった、ということです。

最初の数年は特段問題は出なかったのですが、徐々に収量が落ちたり、病気の発生の頻度が増えたりしていました。もちろん原因は複数あると思います。ですが、今となって考えれば、地力が落ちてしまっていたのだろうな、と反省しています。土さん、ごめんなさい。

このような経験から、やはり先を見据えた土づくりは大切で、堆肥(有機物)を投入しないで持続的な生産は難しい、という事を学びました。

忙しいを理由に基本を疎かにしてはいけませんね...。みなさんもいろいろやる前に「基本」を大切にしてみましょう!

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