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先週のショートショート【02月21日~02月27日】

■2022年02月21日(月)
お題は妻が即興で考える。私はLINEで受け取り、それからお話を考え始める。今日のお題は「電気シェーバー」で、聞いたときから困っている。なにも思い浮かばないのだ。髭がだんだん硬くなる話を書いて、案の定、失敗した。オチを多少、変えてみるが、大同小異。タイトルは「硬い家系」。朗読したら、さほど評判は悪くなかった。どのあたりで止めるかの判定は難しい。

■2022年02月22日(火)
妻から届いたお題は「鶴」。鶴について調べる。滅びかけていたのはトキのほうだったか。鶴も一時期危なかったらしいが、いまはかなり持ち直している。というような情報からはお話が展開できなかったので、「鶴の恩返し」を題材にする。現代版鶴の恩返し、タイトルは「鶴の不覚」。

■2022年02月23日(水)
届いたお題は「すごろく」。いつも書き始めるまでは、今日こそ書けないのではないかと絶望する。アイデアというほど明確なものは浮かんでこない。サイコロシステムの社会を書きたいと思い、特異点のような主人公を設定する。最後に小さなオチをつける。タイトルは「さいころ人生」。

■2022年02月24日(木)
今日のお題は「斜面」。筒井さんのショートショートにいきなり家族が立ち上がり、わーっといって斜面を駆け下りていく話があった。とても印象的。駆け下りていく話を除外すると、なにが書けるか。いつものように出たとこ勝負で書き始めた。登る話。下るのがダメなら登る話。あまりにも単純。意外なオチが出てきたが、意外すぎて収拾がつかない。書き始めた時の「激坂駅」というタイトルをそのまま使う。

■2022年02月25日(金)
妻からのお題は「スピーカー」。スピーカーについて調べる。人間はスピーカーを内蔵されていないのになぜ音が出るのだ? と思いつつ、そこからはあまり発想が広がらず、AIスピーカーの話を書く。家具家電付きの部屋にAIスピーカーもついてきたら……と思って話を書き継いでいく。タイトルは「設定」にする。

■2022年02月26日(土)
妻からショートショートのお題「花粉」が届く。花粉症ではないところに作為を感じ、花粉で書こうとするが、時間切れ。なにも思いつかない。19時半。もうダメだと思い、無から書き始める。「花粉サイズの宇宙人かいたら」という発想。流されるままに書く。人称にちょっと悩むが、小さい物がたくさんいる感じを出すために「わたしたち」にする。タイトルは「花粉症」。

■2022年02月27日(日)
妻からショートショートのお題「中華まん」が来る。中華まんではたしてお話が作れるのかしらん。例によってWikipaiaを読んでいたら、中国の故事が出てきた。これをそのまま書いたらいいんじゃない? という邪な発想で一本仕立てる。タイトルは「豪雨にて」。

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