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「Pitch」聴衆の決断を引き出す極意

みなさんこんにちわ!熱血セールスマン・タツです!
シルバーウィークはいかがお過ごしでしたでしょうか?9月もいよいよ終盤、ということで秋の雰囲気が出て来ましたね~。下半期に突入するので、新たなチャレンジをする方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今日は皆さんのチャレンジの実現可能性を高める、プレゼンの極意をフカドク!

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デジタルガレージ社が運営するアクセラレータープログラムの草分け、Open Network Labの著作です。デジタルガレージは現在カカクコムの代表取締役会長を務める林郁氏と元MITメディアラボ所長を務めた伊藤穣一氏が創業。日本のインターネット業界の草分け的存在として幅広い事業を展開しています。

2010年から10年間にわたり、Open Network Labが100社以上のスタートアップを支援した経験を活かして効果的な「Pitch」の作り方をまとめたのが、この一冊。

近年、日本のスタートアップ業界も成熟してきて様々なアクセラレータープログラムが運営されています。

そもそもアクセラレータープログラムって何?

では具体的にどんなプログラムやねん?という話ですが、Wikipediaによる定義は下記の通り。

「大手企業が新興企業(ベンチャー・スタートアップ)に対して協業・出資を目的とした募集行為を開催するもの」

ちなみにインキュベーションプログラムという言葉もありますが、その定義は下記。(Wikipedia最高)

「起業前のアイデアからのサービスの作成・起業を促す」

つまり、アクセラレータープログラムは「すでにサービスがある企業向け」がメインでインキュベーションは「起業前の個人向け」メインという違いがあるのです。

アクセラレータープログラムとしてはSONYが運営するSony Startup Acceleration ProgramやKDDIのKDDI∞Labo、自治体が運営するものとしては青山スタートアップアクセラレーションセンターなどが有名です。

対してインキュベーションプログラムとしては、経済産業省が主催する始、ONE JAPANが運営するCHANGEなどがあります。このOpen Network Labは起業前の個人や、起業直後のスタートアップに対して開催される3か月間のプログラム。メンタリングを受けながら、ユーザーの課題を検証しプロダクトに磨き上げるという構成になっています。

最大の山場はプログラム最終日に開催されるDemo Day。そこで聴衆から高評価を受けることが出来れば、投資家からの資金調達の道も開ける、まさにスタートアップの登竜門です。

本書はDemo Dayに向けて様々な企業が取り組んだ実例も交え、「効果的な事業アイディアの磨き方」を解説しています。

本当の「価値」を見きわめるフレームワーク

このプログラムでは、初日に新規事業に必要な7つの要素を洗い出し検証を進めていきます。その要素が下記。

・誰の
・課題を
・解決する
・なぜ今
・既存代替品
・市場規模
・なぜあなた

パッと見ただけだと、すぐに思いつきそうな気がしますが、これが難しい。
ハッキリと言語化できなかったり、そもそも思いつかなかったり。Demo DayでのPitchもこのフレームをベースに実施するため、このフレームに沿って自分の思考を洗練させていきます。


フィット検証

フレームで思考を整理し、大枠を固めた後はアイディアの検証入ります。
その際に活用するのがフィット検証という考え方。
下記の4STEPで自分のアイディアが世の中に広がる「事業」として成立するのか、検証します。

ユーザー/課題フィット
課題/解決策フィット
解決策/プロダクトフィット
プロダクト/市場フィット

自分が想定する課題をユーザーも感じているのか。この点が全ての出発点。
多くの人にインタビューやヒアリングをしながら、「間違った課題」を設定していないかをしていきます。

「この「ユーザー/課題」フィット検証でつまずき、それをきっかけに事業アイディアを発見し、大きく飛躍したケースはいくつもあります。」

先述の通り、様々な企業の実例が紹介されているのですが特に印象的だったのはSmart HR。今や労務管理の代表的なプロダクトになりましたが、本プログラムに参加した際に非常に苦戦した様子が描かれています。

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そして最終的に発表されたプロダクトアイディアのシャープさと、ピッチ資料のわかりやすさ。その裏には同社の創業者たちの並々ならぬ努力があったことが語られています。その後、SmartHRが急速に成長していったことは周知の事実ですが、その成功にはOpen Network Labで学んだ「Pitch」の極意が寄与していたんだろうなあと思います。

起業に興味がある人はもちろん、興味がない人にとっても「プレゼンテーション」は非常に重要な技術です。本書を読んで自らのアウトプット力を高めてみませんか?

毎週水曜日20時〜、読んだ本をアウトプットし、みんなで語るオンドク!運営中!

フカドク!運営チームで毎週水曜日20時〜22時に読んできた本をオンラインで発表しあう場、オンドク!を運営しています!
ここで紹介できていない本を含めて実にさまざまな本が紹介され、ディスカッションされています。
自分もアウトプットしてみたいな、と思ったかたは是非一緒に参加して学びをより深いものにしましょう!(発表はちょっと、、という方は見学も可能です)
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