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#4 オーディションについて[後半]

こんにちは、Fukaです!
今日は前回のオーディションについて、の続きを書きたいと思います。
まずは私がディレクションしているアースフレンズ東京Z/Zgirls&Zgirls nextが現在募集しているオーディション情報はこちら。

東京ZとZgirlsは次で7シーズン目を迎えますが、私自身もチーム初年度は一般応募でオーディションを受けてメンバーとして加入したので、審査員としてのオーディションを迎えるのは6回目。まだまだディレクター歴は浅いですが、自分がやってきた中で感じたことをここではお伝えしています。前回の記事では、書類審査に応募するまでの話をしました。後半はいざ書類審査を通過して、オーディション会場に行くとなってからの話です。

会場に行く前に

オーディション会場に行く前にも、もちろん前日までの準備が必要です。
しっかりとチームのホームページやメールの指示を読み込みましょう。持ち物、集合時間、集合場所、注意事項…すみからすみまで!確認してください。
何に対してもですが、前日にばたばた準備を始めるようではだめなので、事前にしっかり🔥前の日の夜に気付いて用意できない物があるとか、チームに問い合わせるというアクシデントが起きないように気をつけてくださいね。
面談ではどんなことを話そうか?
どんな表情をしてパフォーマンスしようか?
イメトレをして早めに寝ましょう👍

【自分の印象を悪くしないためにも注意してほしいこと】
・指示にスタイルの分かるウェアと書いてあるのに
 ダボダボのTシャツやジャージを持って行こうとしていないか?
・音源はCDでと書いてあるのに携帯で押し通そうとしていないか?
・私服での面接があるのにラフな格好で行こうとしていないか?
 (露出度の高い洋服や奇抜な格好、ビーサン、サングラス等は
  あまりいい印象を与えません。)
・会場の最寄駅、電車の乗り換え時間は確認したか?

いざ会場へ!

準備がばっちりできたら当日。朝起きるところから時間に余裕を持って動きましょう。電車は遅れていないか?忘れ物はないか?緊張感は絶対にあると思いますが、リラックスしてここまで準備してきたものを出し切って楽しもう!という気持ちで笑顔で向かいましょう😊
家を一歩出た時から会場に近づけば近づく程、誰にどこから見られているか分かりません。同じ電車に受験する仲間が乗っているかも。隣に審査員が立っているかも…!もうチームの一員になったような意識を持って行動しましょう!
会場に着いてから、挨拶ははっきりと元気な声で!一緒に受験する周りの人達はライバルですが仲間です。邪魔はしないようなタイミングや内容で話しかけてみるとお互いに緊張が和らぐかもしれません。
あの子より私の方がイケてる、とかその子より私は劣ってる、とか変なことは考えずに、お互い自分のベストを尽くしましょうね!という気持ちで接しましょう!
そういうところの交流を見ている審査員もいるはず。机に座っている人だけが審査員ではありません。受付をしてくれる人、部屋を案内してくれる人…みんなあなたのことを見ています😎笑

オーディションが始まった!!

着替えて、持ち物を持って会場内へ。さあついに始まります!
Zgirlsでは例年下記のような内容をぎゅっと一日に詰め込んで審査を進めます。

①ストレッチ
②クロスフロア
③課題演技(MCスキル含む)
④自由演技
⑤面接

「ストレッチしまーす!自由に広がってください!」と言われて自分の立つ場所を選ぶところでも審査は行われています。ただ前に行けばいいというものではありませんが、どこにいたとしても、自分はここにいるよ!の輝きは常に出しておきましょう✨私はストレッチ中の表情とか、簡単なストレッチだからこそちゃんと意識をして体を動かしているか?も見るようにしています。オーディション会場は挑戦する皆さんにとっての舞台です。気を抜いた顔や動きをしていてはだめ⚠️
クロスフロアで試される基礎的なテクニックスキル(キック・ターン・ジャンプ・ウォーキング等)は、当日どうこうなるものではないので…日々練習を積み重ねておきましょう。これも足が上がればいい、ジャンプができれば良い…わけではなく、それを一つのパフォーマンスとして魅せる意識があるか?というところまで意識して欲しいなと思います。
課題演技では、まず当日初めての振りを覚えてどこまで自分のものにできるか。振り入れのスピードやダンスのジャンルはもちろんチームによって違います。振り覚えに自信がなければできるだけ前に行って見やすい場所で振り入れを受けましょう。分からないところは質問すれば答えてくれるはずです。分からないまま不安を募らせるのではなく、積極的に体を動かしましょう!チーム側がその踊りの中でどこを大切にしているか、が感じ取れるとよりチームに求められるパフォーマンスにつながると思います。最終的に踊る時には、間違えても気にしない!自分のできる最大を見てください!と気持ちをこめて。もしも自分にとって簡単な振り付けだったとしたら?表現力を追求しましょう。踊れていてもそこに熱意が感じられなければアウトです。継続希望で受ける既存メンバー達は特に、ここのレベルで戦ってほしい(業務連絡)。
そして自由演技。ここは前の記事でも書きましたが、どこまでそのチームをイメージしたパフォーマンスを用意できるか?審査員に試合会場で踊っている自分を想像させることができるか?チアのチームなのにそれを何も想像できないような自由演技には少し審査員も戸惑ってしまいますね。自分の魅力や強みを伝えられて、チームに求められているものも取り入れたパフォーマンスを期待しています!私個人としては、最初と最後をしっかりとキメてほしい!編集されていない曲の中でなんとなく始まってなんとなく終わる、ではなんとなく中途半端。しっかり音編集もして、バチっと魅せてほしいと思います^^例え振付を間違えても誰も分かりません。出し切りましょう!!
最後、面接。実施方法はチームによると思いますが、合格したら1シーズン一緒にやっていくわけなので、色々な面(スケジュールや住んでいる場所など)の確認も含めて行われます。私は面接審査をかなり重要視します。どんなにダンスが上手でも、容姿がよくても、ここでだめだな…と思ってしまうこともあります。ちゃんとチームのことを調べてきてくれたかな?と少しいじわるな質問をすることもあります。笑
ありきたりな表面上の受け答えではなく、チームの大切にしているものや状況を理解したうえで自分はどう貢献できるのか?どんなチアリーダーになりたいか?を表現しましょう。喋り方や声のトーン、表情、目線、姿勢…気をつけなければいけません。ある意味踊るよりも大変かもしれませんが、緊張する中で話をまとめて自分の言葉で伝えるためには事前の準備ももちろん必要!チアリーダーはファンの方との交流もあるので、そこでもしっかりと対応ができなければいけません。
面接中の待ち時間は長くて、色々なことが気になると思いますが、自分より前に終わった人に「何を聞かれた?何て答えた??」等と詮索するのはだめです!ただ、周りにいる仲間とはぜひコミュニケーションをとってみましょう。いろんな発見や刺激があると思います♫

合否発表

全ての審査が終わりました。あとは結果。合否の発表の仕方も色々あります。その日にその場で分かるスタイルや、後日メールなのか手紙なのか…で連絡が来るスタイルなどなど(Zgirlsは後者です)結果が来るまで不安な日々が続くかもしれませんが、合格の連絡が来た時のために!引き続き体型維持、スケジュール管理はしておきましょう!ここでもきっと差がついてきます。

おわりに

Bリーグはオーディション月間に突入しています。初めて受験する人は不安がたくさんだと思いますが、少しは参考になるところがあったらいいなと思っています。こうして文章で書くと気にしなければいけないことが多すぎて無理!と感じるかもしれませんが、必要なのは

・このチームに入りたい!という熱意を伝えられるか
・チームに求められているものを理解し表現できているか
・準備してきたものを出し切って楽しむ気持ち

怖がらずにまずは行動✨誰でも最初は初めてです。チアの経験がなくても、オーディションの経験がなくても、どんどん挑戦してもらいたいなと思います。
また、バスケのファンの方やチアのことを詳しく知らない方には、こんな戦いが繰り広げられているんだな〜という新しい発見をしていただけばいいなと思います。ここをくぐり抜けた選ばれしメンバーがコートに立っています。

なぜ審査員である私がここまで親切に細かく書いて公開しているのか?と思われてしまうかもしれません。
”着実にレベルをあげていきたいから”
です。Zgirlsはまだチーム歴がとても浅いですが、歴代のメンバー達の努力とチームの理解のおかげで確実に進化してきています。
そんな中で、チームとしての活動が開始してから意識的なところを育成するのと、オーディション受験前から求めているものを伝えてそれに合わせて来てもらうのとでは全然オーディションの質も変わるのではないか?その方がより多くの才能に出会え、より早いスピードで開花させてあげられるのではないか?と考えました。
チアリーダーになりたいけど何に気を付けて何を準備すればいいか分からない…という子もどんどん挑戦していけるような環境を作りたいし、逆にこの段階で私には無理だ、そんなに頑張れない…と思う場合は別の道を選んでもらったらいいと思っています。チアリーダーとして活動していく上では、きっと思っているより大変なことがたくさんあります。ただ楽しくかわいい格好をして踊るだけの仕事ではなく、様々なスキルを求められますし、悔しい思いや悩むこともあるはず。よく言われているように、チアリーダーもアスリートです。
でもその厳しさを忘れさせてくれるような最高の仲間との出会いやスポーツを応援することでの感動、普通に暮らしていると味わえないような貴重な経験を得ることができます。私が今までの活動の中でいつ思い出してもうるっとしてしまうのは、AKATSUKI VENUSとして応援させていただいた日本代表vsオーストラリアの試合。勝利が決まった瞬間の会場内に響いていた割れんばかりの歓声は言葉では表現できない感動体験でした。
チアの本場アメリカでは、チアリーダーになることはそこら中の女の子達の夢、一つのステータス。日本でもたくさんのチアリーダーがいろいろな覚悟と情熱をもって、女性のロールモデルとなるべく日々頑張っています。時には何かを犠牲にしながら…。さらに、常に、みんなで上のレベルを目指して日本のチア界を盛り上げていけたらいいなと思っています!

まずは最初の一歩、踏み出しましょう!!!

またまた長くなってしまいました…今日はここまで。
読んでくださってありがとうございます!
 Fuka
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