fuk_94

27歳

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  • しがないOLの限りない偏愛

    ありあまった母性と行き場のないデカい愛を私の好きなひとやものにブチくらしていく独り言のあつまり

最近の記事

ストレス沼から這い出て新たに浸かった沼の調子が良すぎて肌ツヤとマインドがグッドすぎる

 自分の年齢を思うとき、いつも「aikoが今の私と同じ年の時は何を歌っていたんだろう」と考える。aikoが今の私と同じ27歳の時には「今度までには」をこの世に生み出していて、aikoの恐るべき感受性と才能に改めて感動するとともに、自分といえば何をやっているんだと気持ち半分で考えながらカラムーチョを箸でちまちまつまみ、発泡酒のロング缶を飲んでいる。  一昨年に転職した仕事にも慣れ始め、仕事の一つ一つに動揺したり深く悩んだりすることもなく、想定時間内に終え、週末にも平日の深夜にも

    • 名もなき居酒屋で過ごす愛おしい時間について

       20歳以降の人生の7割は酒によって作られ、狂わされ、救われたと言っても過言ではない。  いつからだろうか、人前でも恥じらいなく「お酒」のことを「酒」と言うようになった。親しみが込められすぎて、コンビニでもお店でも「お酒」と品良く書いているにも関わらず、私は「酒」を「酒」と呼ぶ。きっと酒もこの方が気負わずに済むと思う。  私は酒を欲しているし、酒も私を欲している。この構図は絶対に崩れることはなく、今後とも酒とは二人三脚の人生を歩んでいきたい…。そう思っていたが、二人三脚の足

      • 映画『花束みたいな恋をした』を観て

         少しだけ「好きかもしれない」と思っていた男の子の部屋で、彼がお風呂に入っている間にAwesome City Clubの「勿忘」を聴いてみた。ほとんど曲は聴けなくて、ぼんやりとただシャワーの水が浴室に響く音を聞いていた。  もちろん『花束みたいな恋をした』を観たからこの歌を聴いてみたわけであって、歌手名も曲名も未だに読み方に自信がない。聴いたと言うより、流したという表現のほうが正しいかもしれない。  「花束みたいな恋って何だよ」、改めてそんな陳腐なことを思ったりもするくらい

        • 早く人生の主語を「私」から「私たち」にしたい

           『愛とためらいの哲学』(岸見一郎)の最終章にこんな一節がある。   私たちは愛の経験を通じて何を学ぶのでしょうか。それは、人は一人では生きられず、他者との繋がりの中で生きているということです。それを知った時、愛する二人は「私」ではなく「私たち」の人生を生き始めることになるのです。  これを読んだ時に思った。    やはり私はまだ、人のことを愛したことがないのかもしれない、と。私の人生はいつだって「私」であり、「私たち」の人生など考えたことがなかったのだ。  愛の形とは

        ストレス沼から這い出て新たに浸かった沼の調子が良すぎて肌ツヤとマインドがグッドすぎる

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        • しがないOLの限りない偏愛
          14本

        記事

          私たちのすぐ隣にいる“カンチ”

           東京ラブストーリーを観終わった。  もう、ほんとに、いい加減にしてほしい。  カンチ、あなたはダチョウ倶楽部の一員ですか?というほど、毎度毎度綺麗にオチてくれている。「行くなよ、行くなよ」という場面でせっせと走って行く、「近づくな、触るな、キスするなよ」で、もちろん抱きしめてキスする。あなたはカンチであり、リカのたった一人の恋人なんだから、コントはしなくて良いのに。いつも最悪の方向に突っ走るバカ男、カンチ。  ただこのカンチという男、視聴者を本気でイラつかせるのは「ドラマ

          私たちのすぐ隣にいる“カンチ”

          夜な夜な東京ラブストーリーに怒り狂っている

           今週からAmazonプライムで『東京ラブストーリー』を拝見している。気持ちは全く穏やかでない。  とにかく主人公全員に本気でイラついている。みんな嫌いだ。けれど、6話までみている。仕方なく、毎日観ている。胸糞が悪すぎるドラマなのに、毎日観ないと眠れない。  まず、主人公のカンチ。あいつは一回目の前で正座させてピンヒールの先っぽで何度も太ももを踏みつけながら「テメェ!!!!!」と全力で説教しないと万事に至る全てが分からないんだろうし、残念ながらそんなことをしても分からないだ

          夜な夜な東京ラブストーリーに怒り狂っている

          愛おしさは不完全なものに芽生える

           コーギーが好きだ。一丁前の犬ですよ、という面構えをしておきながら手足が物凄く短い、あの犬。以前散歩をしていると、ゴツめの門構えをした家からけたたましい犬の鳴き声がしてビックリしてしまった。どんな恐ろしい番犬なのかと思ったら、短い手足を必死にバタつかせてコロリとしたコーギーが駆け寄ってきた時には思わずホリがモノマネする城島茂のような顔になった。  「おぎやはぎのメガネびいき」というラジオ番組が好きだ。あの二人はいつもいつも、何年経っても、とにかく完璧にこなせない。物や人、場

          愛おしさは不完全なものに芽生える

          疲れ果てた心が行き着いた美しいオアシス

           2020年の3分の1以上が過ぎたのだが、2019年は今更振り返ってみても、大きな変化のあった年だと思う。中でも私の中で大きかった変化が「ジャニーズにハマる」という事態。これまでの私からすると考えられなかった。  今日の私は、あんなに癒されることがあるだろうかと、今は特にこのご時世も相まって、日々感謝をさせていただきながら、その美しいフェイスと引き締まった肉体を拝見している。この上ない有り難さに涙腺が緩むほどだ。  ジャニーズの皆々様に興味関心を抱くようになったきっかけは、

          疲れ果てた心が行き着いた美しいオアシス

          「aiko」という底なし沼から抜け出せない

           aikoの全曲ストリーミング配信がはじまったことで、SNSにaikoがあふれている。分別も何も知らぬ幼き頃、底なし沼とはいざ知らず軽い気持ちでaikoにジャバジャバとハマってしまったことが原因で、現在は立派に肩まで浸かってしまっている身としては、この沼の重みを分かち合える人が増えるのかと思えば嬉しい。ただ、その沼の重みはすごいぞと言っておきたい。  とにかくこの底なし具合はすごい。年々深さを増していて、もうそろそろ顔まで浸かって溺れ死にそうで少し怖い。昨日もまた、aikoの

          「aiko」という底なし沼から抜け出せない

          「ビビビ」を感じる才能

           果たして、俗に言う「ビビビ」は本当にあるのだろうか。この人生で一度だけ、その人を見た瞬間にとてつもない色気を感じ「ビッ」ときたというか、ノックアウトしたことはあったが、運命的なものを感じもしなかったし恋愛関係にもならなかった。あれは「ビビビ」の類ではなくただびっくりしただけだと思う。仮に今もう一度その「ビッ」の彼に再会したとて、そんな関係には絶対にならないだろうというほどに既に興味がない。ビビビを感じたとしても、タイミングが合わなければそのビビビに何の意味もない。  そも

          「ビビビ」を感じる才能

          ファミチキが毎度ビックリするほど美味しい

           暗い歌が好きだ。陽気な歌よりも、陰気臭い歌が好き。そういうわけなので、気分が絶好調の時にももちろん暗い歌を聴くから気分が一気に下がり情緒が不安定になってしまうというおかしな状況が生まれている。  そもそも女に生まれた時点で情緒が安定するなんてことは不可能なんじゃないかと思う。生理前にはもれなくホルモンバランスがバカになるので情緒は乱れるし、言ってしまえば閉経まで毎日生理前だ。  生理前でなくても情緒は乱れる。たとえば雨が降った時。気圧のせいで頭痛はするし髪も決まらないの

          ファミチキが毎度ビックリするほど美味しい

          宇宙に靴をとばしたくなる気持ち

           信じられないことが起こった。  つい先日、もう何千回と聞いたはずで何百回も歌ったはずの、aikoのボーイフレンドを口ずさんでいたら、突然にはっきりと、とてつもなく大きな感動を覚えた。ずっと噛んでいてもう味なんてしなくなっているのに仕方なく噛み続けていたガムが急に甘さを出してきたときのような、よく使われる表現であるかも曖昧だけれども「味の向こう側」のような。とにかく、もうボーイフレンドに味なんてしないと思っていたのに急に歌詞の一つひとつが鮮やかになって胸にグサグサと刺さってき

          宇宙に靴をとばしたくなる気持ち

          妹がほしい

           最近猛烈に妹がほしい。実際私には年子の妹がいることにはいるのだが、何せ九州に住んでいるので年に2回くらいしか会えない。こんなに暇なこともあり、東京に妹がほしい。  気を遣わずに私に似合う、似合わないをしっかり判断してくれる存在がほしい。信頼できるセンスを持ち、私の迷っている物事をそのセンスでどちらに選択すべきか教えてほしい。ワーワー騒がずに、盛り上がることもなく、特段楽しいわけでもないけれど、一緒にいてほっこりして、ときどき慈しみ、その美しい横顔だったり眉間にしわを寄せて

          妹がほしい

          グータンヌーボへの愛がとまらない

           とにかく毎日グータンヌーボ2を観ている。どんなに興味のない芸能人がゲストでも全話観れてしまう。何なんだあの番組は。  1回が20分程度というのも良い。そして何より、全然面白くないのが良い! 全然面白くないことが、面白い。いくらでも何時間でも観れる。  モデルからアイドル、女優、アナウンサーなどさまざまな女性が恋愛にまつわるあれこれを、ほんとうに薄く薄く薄く語る。これが良い。ちょっと踏み込んだキスの話(田中みな実はキスのことを「チュー」という)やセックスの話になると「放送ギ

          グータンヌーボへの愛がとまらない

          恋愛コンテンツをグングン吸収した約20年を振り返る

          とにかく、「恋愛」というコンテンツが好きすぎる。 恋愛すること、恋愛についてこねくり回して考えること、自分や相手の想いを分析すること、愛とは? 恋とは? などと永遠に考えること、恋愛映画、恋愛小説、恋愛ドラマ、ラブソング、ノロケ話、恋バナ、恋愛相談……。とにかくこの世の恋愛にまつわるあれこれが、大好きで仕方がない。 だから当たり前のように物心ついた頃にはすでに恋をしていたし、好きな人がいなかった期間などほぼないに等しい。そんな私が今、珍しく恋をしていない。故に恋愛につ

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          クズ女はクズ男を愛し抜けないー映画『愛がなんだ』をみて

          クズ男に惹かれる女は、得てして自身もクズ女であることが多いと、よく言われる。 だが、これは少し話が違う。 およそ一ヶ月前、映画『愛がなんだ』を観た。もう一ヶ月も前なのに、二日に一回は『愛がなんだ』のことを考えてしまう。 この映画は、ある男のことが大好きで、キスもするしセックスもするし、休日にはデートだってするし、熱が出たら看病だってしにいくのに、なぜだろうか、この男は恋人ではない……。という地獄の沙汰のような状況を、ただひたすらに真っ直ぐ生きる女が主人公の話だ。 この

          クズ女はクズ男を愛し抜けないー映画『愛がなんだ』をみて