プレミアリーグ七不思議其の三:チェルシーの監督解任『芸』
花璃です。
トゥヘルさんご解任おめでとうございます〜。
やってくれるね、トッドおじ♡
ヨーロッパ中でロナウドの押し付け合いをやっていた夏の移籍市場中、唯一ロナウド獲得に前のめりでお笑いの神を感じさせてくれたトッドおじ(チェルシー新オーナー、トッド・ベーリー氏)↓。
CR7を獲得するだけでクラブの知名度が上がる(サッカーというスポーツを知らない人でもクリスティアーノ・ロナウドは知っている。マドンナの曲を知らなくても、ある程度の年代の人は『マドンナ』というパワフルで派手なおばちゃんのことを知っているのと同じ)んだから、CR7獲得はアメリカン・スポーツビジネスとしては王道なんだよね。
本当か嘘か知らないけど、トッドおじはロナウドマジで獲りたかったのにトゥヘルが反対したらしい笑
ただ、トッドおじがトゥヘルの後任に指名したグレアム・ポッターがロナウドを欲しがるかというと、絶対ないと思うから(ただ、トゥヘルより実績がない監督なので、強硬に反対まではしない可能性がある)ロナウドが不和の原因だとすると、この後任人事も謎です。
解任レースは
でしたね。
しかも後任はポチェッティーノじゃなくてブライトンのグレアム・ポッター!
トゥヘル解任強硬派、強オタYouTuberローリー・ジェニングス
夕ご飯食べながらディナモザグレブ戦観てて、選手のやる気なさが半端なくて爆笑してたら、この記事↓でご紹介したチェルサポ界の強オタYouTuber、Rory Jenningsさんが↓
トゥヘル降ろしに息巻いていたのでやばいんかなと察し↓
次の日下の子と散歩に行って戻ってきたら解任されてた笑↓
トゥヘルチェルシーの、選手にやる気を感じない負け方
ザグレブ戦の試合に関しては、去年のゼニト戦を彷彿とさせるお笑い試合↓でした。
唯一の違いはGKのケパが一世一代のパラドンを連発していたこと。(ザグレブはクロアチアらしいスナイパー揃いのチームで、ミドルシュートボコボコだった笑)
ディナモザグレブ戦(ザグレブホーム)で負けた時のトゥヘル解任論者のチェルシーサポーターに、
「トゥヘルを今すぐ解任しろ。じゃないと次のフラムのアウェーで負けるぞ」
と言っている人がいました。
確かによく見たら、今季のチェルシーは『アウェー』で『明らかな格下』に負けてるのが目立ちます。
『意図的に負けている』とは思わないけど、(一部の)選手たちがトゥヘルを解任させるために、特に『アウェーで格下とやる際に』『手を抜いている』っていうのがあったんじゃないかと思う。
(ホームで負けた我らがえばとんの立場…←えばとん戦のチェルシーはかなり強かったと思うけど)
ホームとアウェーの違い
テレビ中継で観てるとホームとアウェーって大して違わないけど、フットボールは娯楽のための興行であり、フットボーラーはプロのエンターテイナーなので、やってる選手としては
「ホームゲームは自分たちのファンのために」
「アウェーゲームは対戦相手のファンのために」
試合をするという側面があります。
アウェーに観に来てくれたファンに勝った時に感謝しに行ったり、負けた時に謝ったりするのは『ファンのために』やってる気持ちの表現だと思う。
トゥヘルを解任するためにチームが負ける必要があるけど、『プロ』としてホームのファンの前で負けるのは良心が痛むからアウェーでわざと手を抜いてる選手が数名いたんじゃないかな〜と邪推。
チェルシー選手のTTへの反抗
オーナー移譲のゴタゴタで契約延長ができない云々を言い訳にしてたけど、チェルシーの夏の移籍市場前半戦はフリー放出祭で、TTから逃げ出す選手が多すぎたのが印象的。
特に『同じドイツ人』であるリュディガーがいの一番に逃げたのが象徴的だと思う。(ヴェルナーも同様)
トゥヘルは人格ヤバいっていうか超キレキャラでしょ。
人格に難があるから悲惨な解任のされ方(フロントと選手に嫌われてなんども追い出される;;)してると思うよ。
「トゥヘルは人格者」
「フロントは決断早すぎ」
「ショック…絶望…」
とか言ってるチェルシーサポは何を見ているのかなと不思議に思います。
↑この人はもっと待つべき論だけど、
寧ろ夏の放出祭の時点で解任しなかった=長めに見てる、解任が遅すぎた
っていうのが実際のところだと思う。
経緯は謎だけど、移籍市場初めてのトッドおじが(CR7以外)誰獲って良いか分からなくて、とりあえず暫定で置いておいたのかなと思います。
夏の移籍でチェルシーがやたら移籍ジャックを仕掛けていた(&失敗していた)のも、
「他のクラブが欲しい選手なら間違いないだろう」
「金ならここにある」
っていうトッドおじムーブだったのかなと。
トッドおじムーブ
これは解任待ったなしでしょ。
トゥヘルチェルシーの100試合の分析
この動画だったかな?で言ってたんだけど、
トゥヘルは100試合指揮したらしいんだけど、前期50試合は24失点なのに、後期50試合は52失点らしい。
この結果からも、選手たちがトゥヘルへの忠誠心を失って守備をサボり始めた(?)ことが伺えると思う。
トゥヘルは『戦術家』って言われるけど攻撃は何がやりたいのかよくわからないままこねくり回して選手使いこなせないタイプで、とりあえず守備が堅い監督(去年の負けたカップ戦決勝でも無失点のPK負け)なのに、守備サボられたらそりゃ勝てないわ。
リース・ジェイムズ契約更新の謎
唯一の謎は、TT解任の前々日に契約更新したリース・ジェイムズたん。
個人的に、TT最後の試合になったディナモザグレブ戦で一番孤軍奮闘してたのがリースたんだったから、もしかしたら、TT解任するの知らずにサインしてびっくりしてるのかも?とか思いました。
可及的速やかに無難な投稿をするリースたん↓。
アンチェロッティが欲しがってたらしいけど、パパジェイムズ(ナイジェル・ジェイムズ氏)はチェルシー過激派らしい。
パパジェイムズはステージパパとして界隈では有名な人らしい。
(ラビオママほど悪名高くはないけど)
ちなみにリースたんは妹もチェルシー女子の選手らしい。(パパジェイムズのDNA強すぎ↓)
チェルシーはイングランドの『レアル・マドリード』
これ言ったら絶対怒る人いると思うけど、イングランドにホームステイした1990年代のイメージ的に、チェルシーって『大陸に一番近いクラブ』というか、フランスやイタリアから有名な選手や監督を連れてきて、泥臭〜〜〜いイングランドの脳筋フットボールとは一味違うちょっとコンチネンタル(ヨーロッパ大陸的)でお洒落な雰囲気が王都のおハイソクラブって感じで人気があるって感じがしていました。
そう、特にこの部分、
っていうのがポイントだと思う。
最近のチェルシーは育成に力を入れていて(クラブ自体の人気があるので選手が集まって来やすいのもある)、ユースからトップチームに上がってくる選手も増えていると思うけど、(特にうちの♡ランパード♡がチェルシーにいた時、ユースからたくさんトップチームに上げたらしい)
伝統的にチェルシーは『買う』クラブであり、選手の権力が強いクラブである
ということ。
オーナーが代わっても変わらない監督解任『芸』の根底には
『スター選手の集まりであり、選手の権力が強い』
というクラブ背景があると思います。
監督よりも選手が偉いクラブなのに、選手に嫌われたらやっていけないよね。
『人格者トゥヘル』の次の行き先
『人格者トゥヘル』とかいうネットミームがどこから出てるのか分からないんだけど、
(『論理的(笑)な戦術家(笑)だからゲーマーキッズが自己投影しやすい』
っていうのが理由なのかな?)
マルコ・ローゼ監督が抜けたドルトムントに戻ったらどうかと思う。
ドイツは給料が安いから嫌かもしれないけど、率直過ぎるドイツ人的性格&ドイツ人のgeekにありがちなtemper(癇癪持ちというのか)は、ドイツ的な戦術至上主義と批判精神に理解のある同国人と、ドイツ式フットボールに耐えられる規律の持ち主しかいないドイツのチームでこそ発揮されると思う。
Tuchelibanで検索せよ。
『人格者』っていうのが日本独特?のガラパゴスなイメージであるというのがわかると思います。
酷いなぁと思うけど、こういういじられ方するのもまぁ分かる程度に癇癪持ちで偏屈な男のイメージだわ。
トゥヘル人格者論者は、アルテタ名将論者と並んで、なんで『人格者』って言ってるのか全然分からない…。
プリシッチはどうなる?
口癖のようにプリシッチはエバートンにおいで♡って言ってて、割と気にかけているプリシッチくん↓。
トゥヘル政権下の今季170分しか出られてないらしいんだけど、ポッター政権でどうなるのかな〜
出場試合の内訳が、スタメン1試合途中出場6試合(出場170分)って、あからさまに放映権スポンサーの出場義務だよね。
(アメリカで放映権を持っている会社がプリシッチを『必ず』出すように契約しているとしか思えない:分数は問わない)
なんか、プリシッチそれで良いの?って思っちゃうよ。
日本人選手でも、出場義務があるの?みたいなのあるけどね。
二部なのに何故か全試合スカパーで放映されてる、日本人がいるチームとかあるらしいし。
プリシッチって途中から出て流れを変えられる選手じゃなくて、途中から出てくると試合に入れない選手ってイメージがある(良くも悪くも『自分のプレー』しか出来ない)から、スタメンで出られるところに行ったほうが良いよね。
アメリカ代表キャプテンなのにこの有様でどうするんだろうね?
南野選手とかも日本代表の10番だけど、移籍後の出場機会どうなってるんだろうね?
そんなアメリカと日本の試合がインターナショナルウイークにあるみたいで、楽しみです。
観れたら観る。
花璃。
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