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「Go To 育休」やったら、男性育休が広まるんじゃない?

シリーズ「もし、男性育休が広まったら」、本日スタート。
どのような変化が見られるかを考えていきます。

女性活躍のための男性育休

有名な政治家や評論家の方々には、男女の雇用機会均等、女性のキャリアの問題などを取り上げて、男性の育休を義務付けるべきだと主張する人もいます。

確かに、仕事をする上で、性別による差別をなくす環境を整えることは大切なことです。
特に、多くの場面で、女性が虐げられている現状を打開しないといけません。

しかし、「女性が仕事で平等に評価されるように男性も育休を取らなければならない」とか「出産や育児を担うのは女性という偏見が、女性の活躍を阻んでいるんだ」などの主張だけでは、男性が育児に深く関わるようになるとは思えません。

男性の育休を広めていくためには、育休を取得して育児を担うことが楽しいことだと思える状況を作ることが必要だと思うのです。
休日だけでなく、平日の昼間も育児を担うことが楽しいと思える環境です。

育休中、私が楽しいと思えたこと

育休を8カ月取得した私からすれば、息子たちとただ一緒に家で過ごすだけでも、とても楽しいです。
写真を何枚も撮れるし、決定的瞬間をムービーに収められるし。

毎日、一緒にいて、日々の変化を見ることができるだけで楽しいです。
昨日は寝ているだけだったに、手を動かすことができるようになったのを見られるだけで楽しいです。
自分の手を見ながら口に入れて、ハンドリガードが始まるのを見られるだけで楽しいです。
寝返ったらおもちゃに行く手を阻まれてどうしようもなくなり、泣いて訴える姿を見られるだけで楽しいです。
私の胸の中で5秒前まではしゃいでいたのに、私の服に顔をこすりつけたと思ったら、即座に眠ってしまう瞬間を見られるだけで楽しいです。
離乳食を食べながら、うとうとして、お腹が空いていることにはっと気づいて、次の一口を要求してくる大きな声を聞くだけで楽しいです。

でも、多くの男性とっての育休中の楽しさが、私が感じる楽しさと同じとは限りません。
多くの男性にとっても、分かりやすい楽しみや特典を設定することが必要です。

「Go To 育休」キャンペーン

分かりやすい楽しみや特典を具体的に考えてみました。
名付けて「Go To 育休」キャンペーンです。
■男性の育児休業中の旅行に出かけると半額の補助が出る。Go To 育休です。
■男性育休を取得した家族に、ディズニーランドの期間限定パスがプレゼントされる。期間は育休期間に限定される。
■男性育休を取得した家族に抽選で、沖縄旅行か北海道旅行が当たる。
■1BOXカーやミニバンなどファミリーカーを購入するための補助額が、男性育休1年間取得なら全額など、取得した期間に応じて決まる。
■アマゾン定期お得便で購入する赤ちゃん用の商品が、男性育休期間中には全額補助される。

こんなことやあんなことと想像するだけで、ウキウキしてきます。
話が違う方向に行きそうなので、戻します。

このような男性育休による特典を設定すると、多くの男性が数カ月から数年の育休を取得するようになるかもしれません。

すると、性別にかかわらず、どこの職場にも、長期にわたる育休を取得している従業員がいる状態になります。
多くの人が長期間の育休を取得するようになると・・・


この記事は、次回「男性育休が広まれば、出産退職する女性が減る?(仮)」に続く予定です。

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