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大成建設と富士通、データドリブンによる経営判断と業務高度化に向けた施策を推進

こんにちは。富士通 広報note編集部です。

国立競技場(東京都)、新阿蘇大橋(熊本県)、KAWASAKI DELTA(神奈川県)などの様々な建設を手がけ、まさに地図に残る仕事を実現する大成建設株式会社(以下、大成建設)様。
今回は、そんな大成建設様のデータドリブンによるDX加速を富士通が支援したお話です。

建設業界では、就労者数の減少と従事者の高齢化が急速に進み、将来の担い手を確保するためにも働き方改革を推進し、生産性を向上させることが重要になっています。加えて、2024年4月から建設業にも時間外労働の罰則付き上限規制の適用が開始されることから、DXなどによる建設現場での業務の効率化が早急に求められています。

そんな課題を解決すべく、富士通は、2021年10月より、大成建設様と開発チームを組み、建設現場の業務効率化を推進する作業所業務支援システム「作業所ダッシュボード」を開発し、全国約700もの大成建設様の作業所で2023年4月よりこのシステムの利用が開始されました。
 
また、「経営基盤のDX」の一環として、建設物の企画、提案から設計や施工、老朽化に伴う建物の改装や再開発に至る「建設ライフサイクル」の各工程で発生するデータをシームレスに連携し、全社横串のデータ利活用を実現する基盤として統合プラットフォーム「Taisei-DaaS (Taisei-Data as a Service)」を構築しました。

図1 統合プラットフォーム「Taisei-DaaS」のデータ連携・活用イメージ

2023年10月には「Taisei-DaaS」の新機能として、設計、建物、調達、統計情報や工程表から、勤怠や経理情報までの社内データの所在や内容を可視化し、利用者である大成建設の従業員が必要なデータを検索できるデータカタログサイト「Taisei Data Catalog」の運用を開始しました。

これらにより、活用できるデータの把握、データの仕様確認が可能となり、「Taisei Data Catalog」上では従業員が直観的に知っている言葉で情報を容易に検索できるため、データ利活用の推進と、データ利活用による効果を実現するためのリードタイムの短縮が可能となります。

将来的には、画像やセンサー情報など、リアルタイムなデータを統合的に可視化し、QCDSEリスクの早期検知、分析、予測を可能とすることでリスクマネジメントの高度化を推進します。並行して、グループ会社も含めたデータドリブンによる成果創出のための基盤を構築します。さらには、オープンデータなどの社外データの活用を推進し客観的なデータを経営分析に活かします。

大成建設 社長室 情報企画部 デジタル推進室 林次長からのコメント

大成建設は2021年度より、中期経営計画に掲げた「経営基盤のDX」の重点施策となる「統合プラットフォーム」の構築を開始し、2023年10月にはこの「Taisei-DaaS」に、Microsoft Purviewをベースとしたデータカタログ機能を加え本格的に運用を開始しております。
富士通様に当初から参画いただき、豊富な知見と技術をもって、利用シーンやデータガバナンスを考慮し、Microsoft製品技術を高い親和性で活用できる環境構築にご尽力いただきました。
今後「Taisei-DaaS」をさらに展開し、建設ライフサイクル全体でのデータ有効活用を目指します。

大成建設 社長室 情報企画部 デジタル推進室 林次長
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