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【書評】さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0

13回目の投稿になります。今回は書評を書きました。本の紹介に入る前に、一旦、こちらをご覧下さい。

強みとはどんな環境でも発揮されるもの

大学時代、就活をしている時、様々な知り合いに就活の事や人生相談をしていました。ある日、地元の大先輩(といっても3つ上)に就活の体験談を聞いた時の話です。その先輩は就活をしている際、人に必要とされる存在になるために自分の市場価値を上げる事を重視して就活を進めていたそうです。そのためには市場自体が伸びていないとダメだと考えていました。その話の流れで、個人の価値や資質についての話になり、その先輩は次のように仰っていました。

人って、いくつかのコミュニティに所属しているけど、そのコミュニティが重なり合った所でその人の価値って出ると思うんだよね。

なるほど、一つのコミュニティでしか力を発揮出来ない人は、その人の本当の価値とは言い切れないという事ですね。分かりやすく言うと、会社で優秀な成績を収め、社内MVP取った人が他の会社でも通じるかと言ったら、そうだとは限らないですしね。なので、その先輩は自分が入ってから活躍出来そうか、それを描くために社内で活躍されている社員さんにそういった事例を聴きまくっていたそうです。この話を聴いて、限定された環境ではなく、どこでも発揮できる強みに自分自身が気付く事が大切だと思いました。本能的に出来ちゃう事、ついうっかり表面化してしまうくらいのものが自分の強みや価値に繋がるのではないでしょうか。言い方を変えると身内にしか通用しない、相手が変わってしまうと発揮できない能力は自分の価値、強みとは言い切れないのです。

本の紹介

今回、紹介する本はこちらです。『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』という本です。この本は自分の持っている強みの活かし方についてまとめてあるものです。この本についているアクセスコードを入力する事で、ウェブテストを受講する事が出来ます。このウェブテストで自分自身が大切にしている上位5つの価値観が明らかになります。ちなみに僕の価値観は以下の通りでした。

1. 慎重さ
2. 信念
3. 着想
4. 未来志向
5. 収集心

これらの価値観を持っている人はこういった傾向にあるという説明がつらつらと書かれてあります。その一部を抜粋してみると、僕の場合はこんな感じです。

1. 慎重さ
慎重さという資質を持つ人は、決定や選択を行う時に細心の注意を払います。あらゆる道のりには、危険や困難が待ち受けていると考えています。

2. 信念
信念という資質を持つ人には、その人の中核となる強い価値観があり、しかもその価値観は変わらないものです。その価値観を実現することが、人生の目標となります。

3. 着想
着想という資質を持つ人は、新しいアイデアを考えるのが大好きです。全く異なる現象に見えるものの間に、関連性を見出すことができます。

4. 未来志向
未来志向という資質を持つ人は、未来がどのようなものかについて考え、そこからアイデアを得ます。未来についてのビジョンを語ることで、人々を高揚させます。

5. 収集心
収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、このタイプに多くみられます。

続いて、本文の中では、この価値観を発揮する、引き出すためのコツや具体的なアドバイスが記載されています。それについては、ご自身でウェブテストを受講した上で確かめてみて下さい。
(『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』の詳細はこちらからご覧下さい。)

あなたは「強みのゾーン」にいるか

この著者の調査によれば、強みを伸ばす機会が職場にあるかという質問を投げかけたところ、すべての職種で大多数の人が「最も得意とすることに専念する機会がない」と答えていました。この質問を1000万人以上に聴いたところ、約700万人が不十分だと答えていました。この事から、自分の才能を職場で活かせずに仕事をしている、又は才能を活かせる環境に身を置く事が出来ていない事が分かります。こういった才能を活かし、時間を投資していく事で自分に取っての強みになると著者は説いています。とは言っても、「今日は才能を活かして、働いたぜ!」と自信を持って言える事があるかと聞かれると難しいですよね。必ずしも、自分の才能を全て活かしきるのも難しいです。全部ではなく、「今日はこの仕事している時にこういった事を考えながら、取り組んでいたなあ。」と後から反省する段階から始めても良いと思います。

こういった自分の才能に気付く事は自分が行動を起こしていく上でのきっかけになると思います。皆さんの中で、どういった指針や価値観を持って、動いていけば良いか分からない人に手に取ってもらいたい一冊です。僕もこの本に動き出すスイッチを押してもらっています。皆さんも自分がつい動いてしまいそうになるスイッチを探すために是非、一読してみて下さい!

という事で、今回はこの辺で!

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