栄光に近道なし

20回目の投稿になります。上司に言われた指摘によって、僕の過去の過ちがフラッシュバックしたので、それについて今回は書いていきます。
ご覧下さい。

わあ、やってしまった

「わあ、やってしまった。」心の中で叫びました。というのも、仕事をする上での報連相を怠ってしまったのです。報連相とは『報告・連絡・相談』の事を指します。今年4月から就業し始め、そろそろ色んな仕事を任されるようになってきました。やらかした当時は、色んな仕事をやらなければと目の前の業務でいっぱいいっぱいになっていました。なので、肝心の報連相を怠ってしまいました。報告漏れがあった事で、他の部署の方々に迷惑をかけてしまったので、部署の担当の方に謝罪のメールを急いで送らねばと思い、送りました。すると、本日二回目の「わあ、やってしまった。」なんと、謝罪のメールを送った上司の肩書きを書き忘れてしまったのであった。これは、近くで作業していた先輩に言われて気付き、すぐさま役職名を付け忘れて申し訳ございませんでしたといった趣旨のメールを送り直しました。こんな短時間に2回も謝る事になるとは……。その後、その上司からメールの返信があり、このような事が書かれてありました。

1つずつ正確に。「新人」と呼ばれてる期間が習得のチャンス、背伸び不要です。
「知ってるつもり」がのちにトラブルを起こします。
まずは、学んでください。

上司からのメールの返信を見て、新人という言葉に甘えたくないし、少しでも早く一人前になりたいという気持ちだけが先走ってしまい何も為す事が出来ていなかった自分に気付きました。まずは1つずつ正確にやる事を優先して取り組んでいきたいと改めて思いました。

背伸びしてしまった学生時代

僕が中学三年生の時、成績にあまり満足しないまま卒業しました。受験勉強の時期が始まるまでは割と成績が良かったのですが、受験期になって、徐々に周囲に越され始めました。周りの人達は点数を伸ばしてきているのに、僕の点数は全然変わらずという状況でした。高校に入学してもその状況は続きました。むしろ、勉強についていけず、落ちぶれていきました。僕の入学した高校は地元の中では進学校に位置する高校でした。なので、大学受験を見越した勉強に日々追われていました。大学受験には必須な国語、数学、英語は軒並み壊滅的な状況でした。それも影響し、校内模試も下から数えた方が圧倒的に早かったです。しかし、高校でつるむ友人は比較的成績上位者が多かった事もあり、模試の点数や偏差値の話になった時、自分だけ成績が悪いのが複雑な気持ちでした。当時の僕は、早くそういう人達と肩を並べたいという気持ちだけが先走ってしまい、自分の身の丈に合わない勉強に時間を費やしてしまいました。具体的には、難関模試の過去問題を解いたり、ハイレベルの学外の講座に参加したり、難関大志望者向けの模試を受験したりとまさに身の丈に合わない事をやっていました。やってもやっても彼らに追いつかず、成績は改善しませんでした。もっと自分のレベルに合った簡単な問題、基礎的なものの反復をすべきでした。自分の置かれている状態や偏差値を加味すると、明らかに取り組むべきポイントが間違っていました。当時の僕は難しい問題や難関大志望者向けのセミナーに参加する事で、彼らとつるんでいる自分を保ちたかったのだと思います。せめて、彼らと同じ事はしようというのは今振り返れば、無駄な意地でした。それが自分の置かれている立ち位置や現実とあまりに乖離していると気付きながらも、そこから目を背け、早く追いつきたいという気持ちだけが独り歩きしてしまって、受験勉強はあまり上手くいかないまま、高校を卒業しました。受験勉強で得た学びは知識ではなく、本当にやるべき事、本当に見つめ直さなければいけない事に取り組まなければ結局は何も為しえないという事でした。

栄光に近道なし

皆さんは、山田久志さんという元プロ野球選手をご存知でしょうか。彼は左投げのアンダースロー投手で現役時代に284勝もあげた大投手です。山田久志さんは僕の母校の大先輩です。彼が残した言葉で『栄光に近道なし』という言葉があります。群雄割拠のプロ野球で数々の功績を残した彼の言葉には重みを感じます。上司からのメールをきっかけに高校時代に背伸びして、何もかも上手くいかずに終わった自分を思い出しました。これらを踏まえると近道なんかないし、どう行こうが進もうが遠回りなんだという気持ちで取り組む気概を持った方が良いのではと思いました。気持ちだけが先走ってしまってその場で藻掻いていた高校時代は何も前に進めていませんでした。何故なら、その時の自分に必要な事をやっていなかったからです。『栄光に近道なし』という言葉を頭の片隅に置いて、まずは、背伸びせずにやっていきます。

という事で、今回はこの辺で!


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