見出し画像

新潟産インディカ米

新潟県大潟市にある生産者『大潟ナショナルカントリー』ってご存知ですか?
日本を代表する『コシヒカリ』の生産者さんです。
そこではトーキョーカオマンガイ食堂で使っている『インディカ米』を作ってもらっています。

なぜ国産のインディカ米なのか?

僕、スギタの前職は神田にあった『東京カオマンガイ』というお店の店長でした。2008年にオープンした東京カオマンガイ。その立ち上げからたずさわり、鶏やお米、タイの野菜や調味料の仕入先探しも任せてもらっての店長として責任のあるやりがいのある仕事だったと覚えています。

そのお米の仕入先を探すとき、ファーストチョイスはタイ産の『ジャスミンライス』だったのですが…
その当時も原油高で、輸入のお米の値段がまぁーそれは高いこと、高いこと。
安ければいいってものでもありませんが、何よりも『カオマンガイ』という食べ物を日本で気軽に食べてほしい!という思いが1番にあったので、日常食として手の出ないような高い価格のカオマンガイにはしたくない。
そこで、輸入ではない国産の長粒米はないものかと探したのが始まりです。

ネットで探すと、どうやら新潟で作ってるらしい。
さっそく電話をしてみたものの、最初は怪しまれてなかなか話が進まない。そりゃそうよ。何処の馬の骨ともわからない若造が、何処の国のどんな料理かもまだまだ知られてない時代のカオマンガイという料理で店をやるって言われても…そんな話は僕でも相手にしたくない。
とにかくお願いをして、どうにか送ってもらうところまではこぎつけて、試作を始めることができました。

その後は東京カオマンガイをオープンして、ある程度まとまった量を定期的に注文ができるようになり、そのまま独立した今のお店でも使わせてもらって、安定したお付き合いをかれこれ15年くらい…
今では僕の作るカオマンガイには絶対に欠かせない重要な食材として、大切な役割を担ってもらっています。

美味しいインディカ米の食べ方

味わいは、長粒米らしいパラッと感と日本米らしいモチッと感のバランスがよく、炊きあがりのポップコーンのような香ばしい香りは食欲をそそります。

いわゆるタイ米の調理法には、『湯取り法』というものがあったり、炊飯器で炊く場合は少し水を減らして炊くとか、色々な話がありますが…
こちらの『インディカ米』については特に気にすることなく普通に炊けます。
ただし、1つだけ大事なポイントがあって、それは『研がない』ということ。長いお米なので、お米同士をこすって磨く、いわゆる研ぐという行為はお米が割れてしまうことにつながるからです。
難しく考えることはなくて…、日本の無洗米のように、サッと水で流せばOK。
水加減も普通に計ってスイッチオン。あとは炊きあがりの良い香りを楽しみにしながら待つだけです。

とはいえ、せっかくなので簡単なレシピもご紹介しておきましょう↓

『超簡単バターライス〜カレーやハヤシライスのおともに!』
・インディカ米 ※1合分の目安
・バターひとかけ
・塩 ひとつまみ
・黒胡椒 お好みで

炊飯器にインディカ米と水をセットして、バターと塩を入れぐるっとひと回し。
炊きあがったら仕上げに黒胡椒をパラパラ…

以上、これだけ。
超絶品です!

塩加減とかはお好みで調整してもらって、コーンとか枝豆とか入れても美味しいな…
鮭の炊き込みご飯にしても、バターとよく合うし…
あぁ…可能性は無限大!

そんなわけで、トーキョーカオマンガイ食堂でも、金曜・土曜の産直野菜販売のときにいっしょ並べて販売する予定です!
新潟産『インディカ米』、ぜひご家庭でもお試しくださいっ!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?