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⑤シドニーとインド人のゲイ

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ゴールドコーストに別れを告げて、ニューサウスウェールズ州のシドニーにやってきた。シドニーといえば2000年にオリンピックが開催された場所で、オーストラリア最大の都市である。ちなみに首都ではない、オーストラリアの首都はキャンベラという小さな都市だ。

ゴールドコーストからシドニーには飛行機で1時間半ほどだ。そして同じ国内だが、ゴールドコーストのあるクイーンズランド州からニューサウスウェールズ州では時差が1時間あるので少しややこしい。

さて、シドニーの地に降り立ったのは初めてだが、街がかっこいい。建物が西洋風で、まるでヨーロッパの街を歩いているようだ。そしてオシャレな人が多い。シドニーに着いたのが夜だったのだが、みんなどこかのパーティに行くのかと思うような格好をしている。

とりあえず、予約しておいたバッパーに向かうことにしよう。

しばらく宿泊することになるバッパーは、シドニーの中心から少しだけ歩いた場所にある、「シドニースターバックパッカーズ」という宿だ。ここは、キングスクロスという街で、シドニー内では少し治安が悪いといわれている場所だ。

オーストラリアは比較的治安の良い街だ。夜に一人で歩いていても、そう危険な目にあうことはない。が日本ではないので注意が必要だ。ここキングスクロスも、夜になると怪しげな人が多くなる。完全に目がキマっている人もいる。

はじめての街で宿泊するバッパーは、ワクワクと緊張がある。一体どんな人が宿泊しているのかは特に気になるところだ。

僕の部屋はメンズルームの4人部屋だった。この部屋に長期で滞在しているインド人がいたのだが、どうやらゲイのようで、僕のことを軽く誘ってきたが、自分はゲイではないことを伝えると、簡単に諦めてくれた。

その晩、眠るのが少し怖かったが、無事朝を迎えることができた。

翌日から早速仕事を探すことにした。シドニーでは、ジャパレスなど仕事を選ばなければ、いくらでも仕事があった。どこの店も人を欲しがっているようだが、僕はどうしてもローカルジョブを見つけたかった。

そして結果を先に言ってしまうと、ローカルジョブを見つけることはできなかった。1週間程でシドニーを去り、アデレードという地方都市に行くことになる。


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