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体幹は太い方がいい?

近年、体幹や腹圧、呼吸といったトレーニングを多く耳にしますが、どのように意識して、または意識させていますか?

私自身は体幹トレーニングで指導するときは太く安定する木の幹のようにという表現をすることが多いです。
足や手で最大限のパフォーマンスを発揮させるためには土台や中継地点はしっかりと安定できていることが望ましいですよね?

水量が同じでホースの先が広くなっているものと狭くなっているものでは、狭くなっている方が水圧が強いのと同じで、出力するものの先に行けば行くほど細くなっていく方がスピードが上がります。競走馬の脚と農耕馬の脚の違いのような感じです。

パフォーマンス的なことを考えても、安定して手足で出力を出したいのであればトランク部分(体幹・幹)は太くブレない方が優秀でしょう。

腕っ節が太く強い人は、それを操れつ強靭な体幹を手に入れて欲しいものです。

一方で例外としてあるとするなら、出力を必要としない視覚的に美的な部分においてはそうではないのかなの思います。
ダンスやフィギュアなど身体で表現するスポーツにおいては体幹を固めずに流れるような動作によりあえて崩す形を必要とする場合もあります。
そのためには体幹の柔軟性や筋力、重心の変化への対応などが重要でしょう。ウエストは細い方がカッコよく見えますよね。

体幹や腹圧、呼吸などのトレーニングをただやるのではなく、自身が何を目的にトレーニングするのかが常々重要になってきます。


スポーツをするわけではないデスクワーク等では、一般的には姿勢を支持するための体幹が求められます。
デスクワークでは、どうしても集中してくると前屈みになってきますのでデスクの高さやモニターの高さなどで調整されている方が多いと思います。
正しい姿勢の個人的な感覚としては、骨盤を立て、背筋を伸ばして、思っているより後方重心という感じです。手をだらっと垂らすと骨盤の横あたりに位置する感じで良いと思います!

体幹は姿勢の軸ですが、必ずしも筋力だけが問題ではなく、どう使っているかが肝となります。


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