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エコのためだけじゃない パッケージの「紙化」の話

みなさんこんにちは!
フジプラスコンタクトセンターのとっかりと申します。

私は、本、フライヤー、ショップカード、シール、ノート、パッケージ…などなどの「紙モノ」がとにかく好きでこの業界を志した、入社2年目の新入社員です。趣味で集めた紙モノは数知れず…
というわけで今回の記事は、紙にまつわるお話です。


有名企業による「脱プラ」の動き

さて最近、かの有名な神奈川県・鎌倉の人気土産「鳩サブレー」のパッケージが紙製に生まれ変わるというニュースがありましたよね。

実家に、または祖父母のお家にこの黄色い箱がある!という方も多いはず。
この鳩サブレーのように、皆が知っているような有名企業がパッケージや包装材の「脱プラ」「紙化」を推し進める動きが、近頃よく目立ちます。

日本で廃棄されるプラごみの年間総排出量はなんと850万トン。その約半数は、飲食料品や日用品などの「包装」や「容器」と言われています(※1)。また、包装容器プラごみの一国としての排出量は中国が最大ですが、国民一人あたりでは米国に次いで、日本は2位だとか(※2)。

うーん、このままではいけませんよね。
環境を守るための活動として、さまざまな企業がまずパッケージなど包装まわりの紙化に取り組むのは正しいと言えるでしょう。

※1 プラスチック循環利用協会『プラスチックリサイクルの基礎知識2021』参照
※2 石丸美奈『プラスチックごみ問題の現状と対応』参照


「紙化」はエコのためにしかならないのか

先の通り、環境保全は喫緊の課題です。でも、このパッケージの「紙化」、本当にエコのためだけにしかならないのでしょうか?

いや、そんなことはない!というのが私の答えです。

例えば、「無印良品」では昨年ごろから順次商品パッケージを紙製のものへと切り替えていますが、この紙の風合いがブランドイメージとぴったり合い、商品がますます魅力的に見えます。


他にも、最近フランスから上陸したばかりのオーガニックバームブランド「Earth Sense(アースセンス)」は、再生紙のパッケージにナチュラルかついまどきなデザインを落とし込んだことで、安心して使用できそうな優しい雰囲気を感じることができますね。


パッケージの紙化による第一のメリットはもちろん、脱プラによる環境保全へ貢献できることです。

そこに加え、プラスチックには出せない「あたたかみ」を表現できるという点はまさに紙の特権!これもまた、ブランドイメージアップに大きく貢献するメリットのひとつではないでしょうか。


紙パッケージそのものが商品価値へつながる!

私は「パケ買い」を結構やってしまうタイプで、目についたものは色々手に取ってみるのですが、最近は本当に紙パッケージが増えましたね。化粧品やコンビニのお菓子、はたまた日用品に至るまで紙パッケージ。各企業の脱プラが進んでいるのだなと感じます。

「鳩サブレー」は紙化した後もパッケージデザインはそのままですが、紙のあたたかいイメージに合わせてデザインを刷新する商品やブランドも多いですよね(ちなみにパッケージデザインについては、先日のかえるさんの記事でお話していますのでぜひ読んでみてください)。

それにしても何だか、紙パッケージになると途端においしそうに見えたり、使い心地がよさそうに見えたりしませんか?あの「クラフト感」がミソなのでしょうか。やはりこの雰囲気は、紙特有の魅力ですね。

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フジプラスでは、オリジナルの紙パッケージを取り扱うWebサービス「オリジナルパッケージステーション」をご提供しています。最小10部からご注文を受け付けておりますので、ちょっとお試しで紙パッケージ作ってみようかな?という方にもおすすめです。

また、フジプラスでは現在「環境への取り組み」をグループ全体で進めています。オリジナルパッケージステーションにおいても、より環境にやさしい紙を使用した商品を展開していく予定です。ぜひサイトを覗いてみてくださいね。


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