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ホントは超シンプル!情報を伝えることの本質

こんにちは。
日ごと春めく今の季節のワクワク感が大好きなかえるです。
そろそろ桜餅の食べ比べが楽しみな時期となりました(?)
あ、もちろん桜も見たいんですが、このご時世なので
お散歩がてら眺めるスタイルのお花見に留めておこうかと思ってます。

久々にミュージアムへ!

先日、しばらくぶりにミュージアムに出かけてきましたよ。
はい、ミイラを観に!
正確には、大英博物館ミイラ展という催しです。
あ、同じコンタクトセンターのJPSに触発されたのもありますけど
たまたま友人に誘われたので、ふらっと出かけてきたというのが本当のところでして。思ったより人出も多くて、「日本人ってミイラ好きよね~」って
自分もその中の一人であることはさておき、つぶやいておりました。

CTスキャンの画像がモニターに映し出されてるのが斬新!
詳細は控えますが、「へ~そうなってたんや」と皆さんガラスケース内の本体とモニターを見比べながらふむふむ。好奇心をそそられます。
こういう情報伝達の形が取り入れられているのを見て、
展示方法の進化とか多様化を実感しましたね。

え?そうだったの?の発見

ミイラと言えば、必ずツタンカーメンの黄金のマスクみたいなものがあり、
という思い込みがあったのですが、時代によってミイラにも変遷があったようで(すいません!ミイラに関してはど素人なので細かい表現等はご容赦ください)。ミイラが作られていた末期の頃には、似顔絵がはめ込まれてたそうで、その展示に度肝を抜かれたわけです。いわゆるポートレート風。しかも、微笑ともとれる表情に見えないこともない。とても魅力的な表情に描かれているわけです。

その似顔絵ポートレートは、「ここで永遠の眠りについているのは、この方ですよ」という情報をお知らせする、掲示物としての機能と役割があるわけですね。権威を示すようなツタンカーメンの黄金マスクとは、もはや目的が違っていてすこぶる実用的な感じがします。肖像画を描くのを生業にしていた方々は、現代であれば表現手段や情報発信手段、はたまたツール提供もする私たちとタッグを組む立場だったのかも?などと想像したり。展示を見ながらそんなことをつらつらと思っておりました。

目の前にある、という力強さ!

何か世の中に発信したり、特定の組織の中で何か啓蒙する場合に、21世紀の今、あらゆる手段があるだけに、どの方法が有効なんだろう?と考える頻度も深度も増した気がします。以前であれば、単純にまずはこれ、次の段階はこう、という「定番ルート」があって「平均的」なやり方、という前例を参考にした手段を選んでおけば安心、という空気はありました。ただし、手当たり次第に施策を打っても、全く伝えたいことが伝わってなかったり、そもそも存在にも気づかれずに終わったり、という悲劇も起こります。

そんな中、とある例を聞いて「なるほど!」と思ったお話がひとつ。社内向けにモチベーションアップを狙った企画で、共感力の底上げを狙って社員のみが閲覧できるオンライン上のコンテンツを拡充したり、アクセスしやすさや利便性を考えたコンテンツを使ってあれこれ取り組んだそうです。そして、「そうはいってもポスターもいるかな」とポスターも作って掲示したとろ、最終的に社員に一番評判が良かったのがポスターだったそうなんです。

この件に関して言えば、情報を知ってもらうという目的に対して、1枚の紙であるポスターが、超シンプルなのに一番伝える力が強かった、心に響いた、ということだったわけですね。ポイントは、目につきやすい大きな紙が目の前に貼ってある、というところでしょうか。情報伝達の原点とは何か?を思い出させてくれるお話でした。

とは言え鮮度は重要なので…

色あせたポスターほど物悲しいものはありませんよね。
そこまでいかなくても、貼りっぱなしで鮮度を失ったポスターは、もう何の発信力もありません。発信したい内容に即してタイムリーに、あるいは定期的に更新することが欠かせないポイントでしょう。一定期間の企画をまとめて考えておいて、全体のシナリオを思い描いた上で、例えば「2か月に1回作り変えよう!」とイメージしておくだけでも違います。せっかくみんなに見てもらえそうなツールであれば、工夫を加えてさらに見てもらえるものにしていきたいのが本音。必要な時に必要なだけ用意できる便利な世の中になっているので、手軽にいろいろできてしまいます。

ミイラを観に行って、なぜか最後はポスターの話につながってしまいました。言葉の連想遊びみたいではありますが、意外なところから「あ!」と気づく感性も大事にしなければ、ということで、春先の気分に合わせてお届けしてみました。

ちなみに、冒頭にコメントした桜餅ですが、皆さんどんなビジュアルを想像しましたか?ちょっと試しに「桜餅 関西 関東」と検索してみてください自分の当たり前がみんなの当たり前ではないということを、実感していただけましたでしょうか?


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