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マウンテンランニングマスターズ世界選手権挑戦期⑤ ~開会式のこと~

小一時間ほど続いた「テクニカルミーティング」を終え、慌ただしく街の中心部というべきか指定された場所へとなんとなく移動した。というのも、各自でMAPを見ながら当たりをつけて移動するのと、カフェがあるとみんな面白いように吸い込まれて急ぐ気配が全く見当たらないから、なんとなく移動というのが相応しい。みんな、コーヒーを1杯飲みながら談笑するのが3度の飯よりも好きなのだ。すごくよく分かる。ヨーロッパに来ると、1ユーロもせず飲めるようなコーヒーがどこで飲んでもとても美味しいのだ。大会スタッフに見つかって移動を促される様子は、さながら学校の先生に夜更かしを怒られ渋々従う生徒のようだ。

整列場所に行くと、ローラーブレードを履いて各国の名前が書かれた札を持った少年少女が待ち構えていた。スラリとした彼らはただでさえ、背が高いのにローラーブレードを履くものだから見上げたくなるほどだ。ちなみに日本の札を持ってくれた少女も背が高く、常に彼女の影に隠れるような形で僕らは行進した。開会式の取りまとめ役であろう方はだいぶピリピリしながら僕らに国名順に整列することを強く促してきた。それはそうだろう。急ぐ気配もなくレースとはいえ、これからお祭りが始まるのだ。

やっとのことで皆が整列したかと思うと早々に行進が始まった。先頭に地元の伝統衣装を着た一団、国際連盟(これは毎回ではない気がする)、その後にアルファベット順に僕らが続く。ちなみに僕ら"JAPAN"の前は、ほぼ確実に"Italy"だ。イタリアはマウンテンランニング強豪国でジュニアシニアの派遣が多いの同様、マスターズでも参加選手の数は大変に多く陽気で賑やかだ。いつもの如く、彼らの影に隠れるようにして進んでいくが、まぁそれはいつもの事で気にならない。


行進の終点である教会前の広場に着くと、1ヶ国ずつ名前を呼んで向かい入れられる。整列ののち、主催者や来賓の挨拶が、そして大会開会の宣言が行われた。


その後、移動して地元の伝統舞踊が披露された。途中から輪になって参加者も入り乱れて踊る。鑑賞するのも手だが僕はこういう場では積極的に参加する方が好きだ。競技に支障ないならば地元の歓迎を喜んで受け、そして一緒に楽しむべきだと思うのだ。

随分とたくさん踊った、翌日のUphillのウォームアップが十分だと思えるくらいに。こちらの日没は20時過ぎととても日は長いのでつい油断してしまいがちだが、開会式の後はすぐにパスタパーティーへと移動した。食べ終えてのちは切り替えて早々に引き上げたいからだ。

ヴィラに帰ってからは、スケジュールの確認やレースのルールの共有を一通りしてから就寝。いよいよ、明日は1つ目のレースだ。

【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付終了)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)
11/11(土)秋の収穫祭コンサート&マルシェ(受付中)

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