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個々の表彰で生まれた多くの笑顔

今回の大会はなかなか開催が確定できなかったので、
どうしてもエントリーを増やすのが難しかった。

そこで、レース自体距離ごとには3レースにまとめこまめに計測さんとやりとりし、また、受付本部チームが手際よく立ち回ってくれたおかげで、全員に賞状と完走証を名前を呼んで渡すことができた


過去のジュニアトレイルランでは、全種目終了後に全体で表彰式を行い、その場で表彰と完走証を名前を呼んで渡していた。とても時間がかかるし、多い時はのべ400人くらいに名前を呼んで渡していたので僕もヘトヘトになる。

けれども、僕は子どもたちに「人前で名前を呼ばれて表彰される」という経験をなるべく小さい頃からして欲しい。

そして、「あなたの頑張りを皆が讃えているんだよ。」ということを表彰式を通じて感じてほしい。そんな理由から、あえてみんなの前で表彰式を行うというスタイルをとっていた。


また、ジュニアトレイルランでは全学年男女1〜3位(未就学は4歳以下と5歳以上、保護者は保護者で1くくり)を表彰する。つまり、結構な確率で入賞するのだ。

もちろんこれも意図して行っている。たくさんの入賞者を出す仕組みにすることで成功体験を1人でも多くの子どもたちにして欲しいからだ。


そんなわけで、今回はいつもよりややコンパクトになったからこそ、全員を表彰することができた。子供の名前を呼び、向き合って賞状を読み、そして手渡す。
その様子を保護者が嬉しそうに眺めたり、写真におさめたり。入賞かどうかは関係ない。照れ臭そうにする子がいたり、誇らし気だったりと反応は様々だが、喜んでくれているのはひしひしと伝わってきた。

自分で言うのもなんだが、良い判断だったと思う。
これからも機転を利かせ、状況に応じて最大限みなさんに楽しんでもらえるように取り組もうと思う。


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