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アンチドーピングの話

前置き

僕は2012年からマウンテンランニングワールドカップに参戦している。
マウンテンランニング国際連盟(WMRA)は世界陸連(IAAF。現在はWA、ワールドアスレチックに改称)の国際ルールに基づいてワールドカップ及び世界選手権などを開催しているため、上位選手やランダムでドーピングテストが行われる。

12年に出場したのは7月の1レースのみで、その際は上位入賞者のみを
テストしたのでこの時は対象にはならなかった。

意識したきっかけ

12年のワールドカップレース前日、
国際選手を集めてのウエルカムパーティーとブリーフィングがあった。
その際にエントリーフォーム記入に加えて、
別紙でドーピング違反をしていない宣誓をするものにもサインして提出をした。

これが僕がアンチ・ドーピングを意識したきっかけだ。

自身の故意かどうかでなく、禁止物質を含むものを摂取したら
それは全て違反なのだ。
うっかりドーピングという例があるが、
それでも違反は違反なので
普段から自身の高い意識に基づく行動が求められる。

2012年初めてのワールドカップレース出場前日の話

初めてのワールドカップレース出場

レースだけでなく、スロベニアに興味を持ってもらえたら

アンチドーピングを気をつけた暮らし

13年からはシリーズ参戦と世界選手権出場を目指したので、
この時のレース以降僕は日々の生活で摂取するものに対して
ものすごく気を遣うようになった。

日々摂取するものだけでなく、
体調不良などで摂取する際の薬や
僕は喘息があるのでその薬の摂取量にも気を遣った。

今でこそその暮らしに慣れたが、
最初は手探りでしかも誰も教えてくれる人がいないので本当に苦労した。

何より妻には負担をかけた。

違反しないために不安が少しでもあるものは食べない。
体調が悪くても市販薬はクリアかどうかわからない。
*リストがあるのでそこにあるものはok。
*グレーなものは一切摂らない

 何かにつけて「これ大丈夫?」と僕は聞いてしまう。
何度喧嘩になったことか。。。
*僕が分からないのに知ったことか!と思うはず(当然)

それでも根気よく付き合ってくれ、
少しづつ、アンチドーピングに留意した生活を築いていった。

身近なドクターの存在

僕がアンチ・ドーピングを気をつけた暮らしをする上で心強い存在がいる。

東逗子駅前にある東湘健診医院の三谷先生だ。

三谷先生はテニスやセーリングなどでナショナルチームのドクターとして度々帯同しているので、毎年更新される国際アンチドーピング機構(WADA)の禁止リストのことも把握しており、僕は基本的に三谷先生のところで薬を処方してもらうようにしている。

はっきり言ってこれはありがたいし本当に心強い。
専門的な知識がなければ、
どの薬がOKでどの薬がNGなのか都度調べなければならないからだ。

禁止リストと市販薬リストについて

①リストは毎年更新される
→リストが更新され日本語版が出たりそれに基づく市販薬リストはすぐには出ないので、空白期間は厳密に守ろうとするとハラハラする(前年OKの薬がNGになったり、〇〇という薬はOKだけど、関連の〇〇 αはNGということもある)。
→このタイムラグも年々短くなっているように思う。
 WADAのアプリができたり、JADAのwebsiteも色々と充実している。

②禁止リストの更新内容は禁止物質名で書かれている

③JADAのwebsiteの充実
→アンチドーピングに関する情報が充実しているので、
該当する人、将来的に該当するかもしれない人は見ておいて損はない。

④スポーツファーマシストの存在
→幸い僕は三谷先生に相談できるようになったが、最近は
スポーツファーマシストに摂取可能な薬かどうかなどの相談ができる。
身近に相談できる存在がいることは大切な安心材料だし、
いざという時に相談できる人が近くにいるかどうか調べておくことは重要。

⑤市販薬リストを持ち歩く
→これを持っていれば旅先などで困ったときにかなり役立つ。

⑥お勧めしない事
そのリストを持って初見の病院に行き、
リストに引っかからないものを処方してほしいと頼むと100%嫌がられるはず
→止むを得ずやったことがあるが、めっちゃ嫌がられます。

商品提供や使用について

また、スポンサーもしくはサプライしていただく商品に関しては
アンチドーピングのガイドラインに基づいている製品とさせていただいています。これは僕自身がマウンテンランニングでワールドカップを転戦していること、
国際連盟に関わる大会に出場する上でドーピング検査が行われる可能性が
0ではないからです。

そのため、日頃からこの部分が曖昧なものの摂取に関しては勧めていただいても受け取りや使用をすることは出来ません。

この部分は明確にしておいたほうが良い。

お付き合いなどいろんな縁があると思うが、
摂取したものが、グレーだったりNGだった場合先々支障が出るからだ。

選手として活動するのであれば、
その部分を理解した上で応援してくださる方たちとお付き合いをすべきだと
僕は思っている。

アンチドーピングに基づくフェアプレーの精神を広めるために

ジュニアトレイルを通じて、JADAの行う「i play true リレー」に参加している。

参考

アンチドーピングについて知りたい方はJADA web siteを参照してください。また、国際大会を目指すのであれば、体調不良その他で薬を摂取する際はJADAリンクからスポーツファーマシストなどに相談することをお勧めします。

JADA(日本アンチドーピング機構)


スポーツファーマシスト

最後に


宮地藤雄及びFUJIO PROJECTは
上記のアンチドーピングに関する方針を踏まえ
僕の活動及び主旨に賛同し、
協賛してくださる方(企業)を大募集しています!
どうぞよろしくお願いいたします!!

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