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2023年スロヴェニア紀行3~Kočevsko Outdoor Festival~

Kočevjeは保護された森林とそこで採れる特別な蜂蜜がある。

今回のこのレース出場の大きな要因はここにしかない蜂蜜があること。
その蜂蜜を求めレース前日からこの街を訪ねた。蜂蜜を味わい、さらにレースも走れるなんて僕にとっては最高の組み合わせだ。
*蜂蜜関連の話は頭の中でまだ整理できていないのでおいおい更新予定

古代からの森にはヒグマが生息している。


Kočevsko Outdoor Festival

この大会は湖畔を起点に10km,15km,30km,60kmの4部門が行われる。僕が出場したのは15kmだが、このレース含めいくつかのレースはAlpe Adria Trail Cupというアドリア海沿岸のいくつかの国で構成されたレースの1つでもある。また、30kmの部はSalomon Golden Trail Race シリーズの1戦にもなっており、簡単に言うと人気急上昇中のレースなのである。ちなみに4部門で1000人近くが参加したそうな。スロヴェニアの人口は210万人。もちろん、国外から参加もあるけど、日本のトレイルランニング人口からしたら侮れない数字だと思う。

大会website


イベントは土曜日をメインに金曜から行われていた。金曜は夕方からアウトドアEXPOと自然保護にまつわるトークショーがあり、もちろんキャンプも出来る。土曜は距離の長い順にレースが行われ、7時スタートの60kmを皮切りに僕が走った15kmは10時にスタート。ちなみに今の時期の日没は20:45くらいなので、制限時間を12時間としても明るいうちに帰って来れる。この日の長さは魅力だ。なお、土曜は僕は表彰式が終わって帰ってしまったけど、夜にはコンサートも行われたそう。そして日曜はガイドツアーなどのアウトドアアクティビティーが楽しめるそうだ。

大会の中心、ビジターセンター。

レースのこと

10時にスタート。湖畔沿いに進み、一般道を跨いで徐々にトレイルへ。序盤の1kmほどはMTBerが先導していた。僕は10番手くらいから始まって、トレイルへ。みんな入りが速いのでそこはもういつも通り割り切って淡々と。

スタート前

トレイルに入ってしばらくすると、登り下りの得手不得手から徐々に前と差を詰める。1人また1人と追いつきながら走る。徐々に順位を上げ1/3くらいからラスト4kmくらいまでは5番手で進む。マーキングも概ねしっかりしていたので、あまり迷うことなく勧めた。知らない場所だから、注意を払いながら進んだのも良かったと思う。けれども、林道に出たところで視界が一気に開けたので結果としてすぐ近くにあったと思われるマーキングを見落として道なりに進んでしまった。どん突きに出て、痩せた道を進む。今までの比率に対し、ここまでマーキングが全くないのはおかしい。引き返すと他にも選手がやってきた。やり取りをして一緒に進むもマーキングはやはり見つからない。どこかで見落としたのだ。さらにやってくる選手にも事情を話し、皆で引き返す。こう言うとき正直気分は泣きそうである。けれども、今大切なのは1秒でも早くコースに復帰すること。皆でキョロキョロしながら戻りやっとコースに復帰できた。下りきった先ににはエイドがあるのであろう。選手の通過のたびに声援が聞こえる。随分と抜かされたようだ。けれども仕方ない。気持ちを奮い立たせ一緒に戻った選手に声をかけ、先に行かせてもらう。が、しばらく先の急な下りですぐ抜き返された苦笑。僕は下りが遅い。一旦道を譲って、登り返しで今度こそしっかりと先に行かせてもらった。レースで時折びっくりするようなスピードで選手がやってくることがある。ああそうか。この日の僕のようにうっかりコースを間違えて必死になて盛り返そうと走るときっとそうなるのだろう。そんな発見をできたのは収穫だ。

エイドの通過からフィニッシュまでの距離は3kmほどだったはず。そんなに距離はないのはともかく前を目指す。順位はわからないけど、目の前に現れる選手を1人でも多く追いつくことだけが僕のチャンスに繋がる。フィニッシュまで全力で走り抜けてフィニッシュ。途中のミスは悔しいけど、それでも楽しかった。

フィニッシャーズメダル
この他、飲み物にレーズンやお菓子も。



アフターレース

フィニッシュエリアで軽く補給を済ませて、着替えてランチへ。同じ15kmの部を走った選手が声をかけてくれてランチをしながら色々と話すと今度一緒に走ることに。こういうつながりは嬉しいし、楽しい。

順位が分からないし、ランチを食べたら帰ろうと思っていたら周りの人が調べてくれて総合10位の年代別2位との事。大会に問い合わせると年代別表彰もあるから帰らないでね、との事。期待していなかっただけに嬉しい。表彰式まで会場でのんびり過ごすことに。

大会オフィシャルショップで売っていた携帯用カップ。レース必携品。持参してあったけど珍しいので購入。
表彰式で年代別のメダルもいただきました!



Virtual goody bag

この大会のゼッケンにはQRコードがついている。リンク先は↑で、協賛各社のチラシの代わりにそれぞれのリンクから割引クーポンなどが手に入るようになっている。こうする事で資源削減になるよね!と言う取り組みだ。僕が今まで出たレースではなかったように思うので興味深いので載せておく。


Alpe Adria Trail CUPのこと

アドリア海沿岸のいくつかの国で構成されたレースシリーズで2023年は12レースで構成されている。今回はタイミングが合わないがスロヴェニアのUTVV,SOCA OUTDOOR FESTIVAL,JULIAN ALPS TRAILRUNは来年以降出てみたいと思っている。比較的新しいレース同士が地理的なものあると思うけど、連携しあってスポーツ全体を盛り上げていくのは素晴らしい試みだと思う。

ちなみにこのシリーズにはスロヴェニアの他にイタリア、クロアチア、ポーランド、マケドニア、ボスニアヘルツェゴビナのレースがある。


今回の旅の目的とスロヴェニア愛について

今回ははちみつ屋さんメインで渡航しています。詳しくは下記noteをぜひお読みください!あと僕のスロヴェニア愛についても!


引き続き、旅のいろいろな様子を更新するのでどうぞお楽しみに!


【お知らせ色々】

9/24(日) 第8回NAGANO Jr TRAILRUN
 兼 U-15ジュニアトレイルランチャンピオンシップ in 富士見高原
(受付中)
・1
0/15(日)第15回TOKYO Jr TRAILRUN
 兼 U-12ジュニアトレイルランチャンピオンシップ
(受付中)
11/5(日) 逗子トレイル駅伝2023(受付中)

「RUNNING ZUSHI」
逗子市内池子の森自然公園内400mトラックを拠点にしたランニングチームです。

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【スロヴェニアに対する旅の記録】
◎スロヴェニア紀行(旅の記録色々)

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