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癖がありすぎて、どうしても、マグカップには使えない木があります。


癖、というべきか、それとも?


例えば独特の成分により、飲み物の味に支障をきたす、

ムクロジュ・くすのき、どちらも、どうしても難しかった。


太さが足りず、という木もあります。


木にはそれぞれの特徴があって、太くはならない木もあります。

たとえば山椒。 写真の木。

けれどご存知のように、山椒の木は"すりこぎ"へと、長らく、

転用・活用をされてきたもの。私も、以前には作りましたね。


"使えない"と、そう簡単には決めず、何かの役には立たないだろうかと、

それを考えることは、おそらくひとつの癖でしょうか。


思えば、その集大成のひとつが、ブドウの木でしたね。


傷みのある木や老木も、できる限り何かに活用できないだろうかと、

そういう工夫をすることは、決して、嫌いではありません。

むしろ、とても好きなことなのでしょうね。