準備万端な日はやってこない
個展まであと4ヶ月を切りました!昨年の冬からほとんどの時間を個展に割いてるのですが、もう4ヶ月しかないのか…!って感じです。
これまで色んなプロジェクトをやってきましたが、準備が完璧にできたことなんて一度もないですし、時間があればもっと出来たかもしれないと思うことは正直たくさんあります。
でも、たとえ時間をもらったとしても「もう少し時間があれば…」って同じこと言ってると思うんですよね。うん、絶対言ってる(笑)その時はその時に出来る限りの自己ベストを出しているはずで、その時にしか出せなかったものなんですけどね。
作品は何をもって完成とするのか
何回練習したって、いくら先回したって、時間が足りる日なんて一生やってこない。だから準備万端で完璧にやることよりも、今ある限られた時間の中でどこまで出来るかを考えるようにしています。そうしないとやってこない準備万端の日をいつまでも待ち続けて始められなくなってしまうので。
漫画家を目指していた頃、30ページ目を描き終えた時には画力が上がり、そのおかげで1ページ目のクオリティーが気になってしまいまた最初から描き直して…の繰り返しになったことがあります。それは結局完成することなく、始まらないまま終わってしまいました。
「何をもって完成とするのか」は、形に残るような作品を作るクリエイターが必ずぶち当たる壁です。
良い作品を作ることも大事ですが、そもそも完成させられなければ無いのと同じなので、「完成させてみる」を意識するようになってからちょっとの失敗は気にならなくなりました。
もう少しってあとどのくらい?
グループ展示すらしたことがないSSWが公共ギャラリーで個展をするなんて、準備が足りてないどころかそもそもスタートラインにすら立っていません。作品数も足りないし、イラストレーターとしてのネームバリューもないし、展示方法も分からないし、あれ?ヤバくない?
もう少し上手になってから、もう少し作品を増やしてから、もう少し有名になってからの方がもっと良い個展になるのかもしれません。でも、それはどこまでどれだけやったら準備万端と言えるのでしょうか。もう少しってあとどのくらい?
なのでちょっと強引かもしれませんが、発表の場みたいな期限を作っておくと無理矢理にでも完成させなければならなくなるので、死に物狂いで準備ができます(笑)もう少し上手になってからと思うのならば、今から急ピッチで上手になればいい。
未完成こそが魅力
人間は常に未完成で、その未完成であることが魅力でもあって、作品を作ると言うのは完璧なもの作ることではなくて、今という瞬間を切り取って形に残しておくことなんじゃないかと。そう思うといつだって準備万端ですよね。
だからどんな作品を作っていても、どんなプロジェクトをやっていても完璧を目指すのではなくて、今出せる最大限のベストを尽くそうと思ってます!
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