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現代人アルバム単位で曲を聴かなさすぎ問題〜THE1975がやっぱり好きだ。〜

コロナ以前は2ヶ月に一回誰かしらのライブに行っていて、夏には必ず音楽フェスに行っていた。
3年前の今頃はコロナウィルスは早く終息して夏フェスにいけるかななんて思い、すぐにそんな日常に戻ると思ってたが、ようやく今年こそはフェスがある夏を過ごせそうだ🥹
待ちに待ったフェスだが、サマソニを復帰戦に選んだのには理由がある。

みなさんはTHE 1975というバンドをご存知だろうか?

The 1975(ザ・ナインティーンセヴンティファイヴ)は、イギリス出身のポップ・ロックバンド[1]。2002年にチェシャー州ウィルムスローのen:Wilmslow High Schoolで結成され、現在はマンチェスターを拠点に活動している。ボーカル・ギターのマシュー・ヒーリー、リード・ギターのアダム・ハン、ベーシストのロス・マクドナルド、ドラマーのジョージ・ダニエルの4人組。


私が初めて彼らの音楽を知ったのは、高校3年生の頃だった。Chocolateという曲がUKチャートにランクインしたこともあって、実家でよく見ていたMTVで聴いた。
当時US HIPHOPとKPOPしか聴いていなかった私は
「こんなお洒落な曲を作るバンドがいるんだ!? なにこれ?!UK!?!?うわ、今まで知らんかったわ、新たな発見!!🥹❤️」と衝撃を受けた。

すぐさま曲名とアーティスト名を覚えて、CDを買いに行った。しかし近所のTSUTAYAには取り扱いがなく、彼らの1stアルバム「THE 1975」はHMVで買った。購入してからというもの、そのアルバムを一日中聴いていた。彼らの音楽に虜だった。私の音楽への探究心が蠢き始めたのは彼らがきっかけである。
高校3年生の私は純粋にTHE 1975のアルバムを順番に聴いていた。彼らの曲を聴き、彼らの動向を調べ、新譜を聴き、そんな時間が大好きだった。
そこから9年、別のジャンルにハマり、THE1975から離れていたが、彼らの新譜だけは把握していたし、熱量は減ったが、変わらず大好きだった。

しかしそれがどうしてもこの曲「People」だけは受け入れられなくて、THE1975自体を聴くのをやめてしまった。
のちにマリリンマンソンをオマージュと聴いて、ああなるほどなと思うのだが、これ以上の変化に耐えられなくて、新譜を楽しみにしすぎる反面、リリース後のこれじゃない感をかつて大好きだったバンドに感じるのもつらくて、THE 1975から離れてしまった。

ヘッドライナーがB'zでTHE 1975もトリ前を努めるコロナ前のサマソニ2019に参戦していたが、あえてTHE Chainsmokersが出演する別日に参戦した。どこか心残りだったが、友人との参戦で2日連続は疲れが溜まるからTHE 1975を見るのを諦めた。
しかし心はどこか上の空だった。流れくる他人のTHE1975最高だったツイート、マシューが歌っている映像。次のサマソニは絶対THE 1975がヘッドライナーだったら見よう。と呑気に思っていたら、コロナになって、スパソニも延期しTHE1975を見る機会を完全に失ってしまった。
後悔をしたくなくて、サマソニ2022に参戦することになって、THE 1975をしっかり聴き直した。新アルバムの一曲目から丁寧に。嫌いなPeopleも聴きなおした。

高校3年生の時の感覚を思い出した。

一曲だけでこのバンドは苦手になったと判断したけれど、彼らの音楽は、たしかに変わったけれど、やはり良いものはいい。曲から曲へのブリッジたまらない。ポップロックさは減ったけれど、エモさが増した。次のアルバムが楽しみで、サマソニで彼らに会えることを本当に待ち望んでいる。

ひとまずアルバムをしっかり聴こう。


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