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徹底解説!肩甲骨の基本動態

どうも肩関節機能研究会の郷間です。
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今回は8月25日㈭21:00~23:00に開催する肩研主催オンラインセミナー【1-5年目セラピストが学ぶ肩甲胸郭関節~徒手介入に必要な基礎知識~】の資料150ページの中から一部抜粋してまとめた記事になります。

https://xpert.link/online-seminar/3587/

本記事は
✔セミナーを受ける予定の方
✔受けようか迷っている方
✔セミナーには受ける予定はないけど勉強したい方
みなさんに読んでいただきたい記事となっております。

そのため、本記事は
2022年8月6日㈯7:00から8月14日㈰21:00まで一般公開(全文フリー)にします。

特にセミナーに受講予定の先生方は事前学習としてご活用いただけると幸いです。

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本記事では
①肩甲骨動態の定義
②胸鎖関節が軸の肩甲骨動態
③肩鎖関節が軸の肩甲骨動態
④挙上動作時の肩甲骨動態
⑤挙上動作に関与する肩甲骨運動の主動作筋と拮抗筋

について解説していきます。



それでは早速、肩甲骨の基本的な動きから確認していきましょう。


肩甲骨動態の定義

〔資料1〕

肩甲骨は〔資料1〕にあるように大まかに10種類の運動が存在します。
しかし、これらは決して単一な運動としては生じません。

挙上するか下制するか”のような一次元的な動きではなく、挙上/内転/外旋/上方回旋/前傾(僧帽筋上部線維の作用)のように複合的に運動が生じます。

では早速ですが、肩甲挙筋を例にして、収縮することでどのような動態が生じるのかを分解してみてみましょう。

〔資料2〕

こちらの動態を分解すると、挙上、内転、前傾、下方回旋、外旋運動が生じています。〔資料2〕

通常、書籍などでは肩甲挙筋の作用は”肩甲骨の挙上、下方回旋”としか書かれていません。

内転、前傾、外旋という記載はみかけないと思います。
しかし、胸郭の基本的な形状や起始停止を繋いだベクトルを分解すればこれらの作用も生じ得ることがわかります。

正直難しいですよね。

ですが、本記事を読んでいただくことで、どんな筋が作用して、肩甲骨がどのように動いているのか、そしてどのように臨床に落とし込んでいけばいいのかが少しずつ理解できると思います。

では早速本題の肩甲骨動態について解説していきたいと思います。

〔資料3〕

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