イベント「 #編集者ライターのキャリア 」から学んだ、“職能”の多様化と深化の重要性
冬の匂いが漂ってきましたね。まだまだ短パンをはいていたいふじじゅんです。
今日、というか昨晩こちらのイベントにnoteレポート枠で参加してきました。
トークテーマは「編集者・ライターキャリアの未来をともに考える」。
僕自身の担当領域が広がりつつあるのに加え、僕が所属するSmartHRのマーケティンググループ メディアユニットにおいて編集者が増えつつあり、自信はもちろんメンバーも含めたこれからのキャリアのヒントを探りたいなということで参加してきました。えらい。
同イベントは、Twitterで「 #編集者ライターのキャリア 」で実況されていたばかりか、動画でも配信されていたので、イベントトーク内容の詳細は省きつつ、トーク内容で得られた示唆を踏まえて自身に置き換え、考察したいと思います。
■ イベント概要
その前にイベント概要を簡単にご紹介。
【開催日時】2019年11月13日（水）19:30 - 21:30
【開催場所】株式会社ピースオブケイク
【主催】sentence
（インクワイアの運営するライティングを学び合うためのコミュニティ）
【スピーカー】
・モリジュンヤさん
・長谷川賢人さん
【モデレーター】
・イノウマサヒロさん
【テーマ】編集者・ライターキャリアの未来をともに考える
■ 「職業」から「職能」へ
これからの編集者・ライターのキャリアを考えるヒントとして、おふたりの発言で特に共感したのは以下の内容です。
モリ「ライターの仕事のフローの中には、切り出して十分に価値のある行為がある。企画力、リサーチ力、取材力、文章力、マーケ力etc…。ライターの職能を因数分解していって、自分がどこに強みを持てるのか考えてみると、キャリアは拡張し得る」#編集者ライターのキャリア
— Nishiyama Takeshi (@tkswest80) November 13, 2019
モリ「いろんなスキルやトピックを自分事化していくこと。分解して、要素ごとに勉強して、それをまた統合して…を繰り返していくと、新しい価値や可能性を見出していけることもある。コネクティング・ドットです、スキルのポートフォリオづくりは大事」#編集者ライターのキャリア
— Nishiyama Takeshi (@tkswest80) November 13, 2019
長谷川「ライターだけにこだわらないで。一定の売上規模以上にいこうとすると、ひとつの“職業”じゃ無理が出てくる。そこで大事になってくる観点が“職能”。自分の持っている“職能”で、どんな仕事ができるのかと考える。そこでライター以外に目を向けていくと可能性は広がる」#編集者ライターのキャリア
— Nishiyama Takeshi (@tkswest80) November 13, 2019
長谷川「編集者やライターが持っている言語化力、傾聴力、発信力といった“職能”は人事や広報などにも大いに生かせるし、いま必要とされている。メディアから事業会社に転職している人も周りに増えている。ここで当たり前の“職能”は、ここでないどこかで渇望されているかも」#編集者ライターのキャリア
— Nishiyama Takeshi (@tkswest80) November 13, 2019
要は、「ライターだからコレをやれ」とか「編集だからコレをやれ」みたいな定型は存在しないんですよね、きっと。
特に僕の場合は事業会社のインハウスエディターであり、自社や社会の課題、その中で求められる役割って日々変化するんです。実際に、僕の入社時の担当はオウンドメディアのグロースでしたが、今はそれに加え導入事例や広報など、役割は多様化しています。
これは僕だけの話ではなく、多くのメンバーが同様の働き方をしています。ってなったときに「編集者」「ライター」「マーケター」「広報」などなど、職業でひとくくりに表現したり、なにか共通の（または画一的）なキャリア像に当てはめて考えたりするのはナンセンスだなと。
ってなったときに、自身に求められる役割を因数分解しつつ、「やるべきこと・やりたいこと・できること」などと照らしあわせて、スキルアップできると、自ずとキャリアステップも開けてくるんじゃなかろうかと感じた次第です。
これは積み重ねるごとに見える視座も視野も変化していくので、適宜棚卸しできるとよさそうですね。
■ 編集者からコピーライターへ。澤山モッツァレラさんの例
この話で思い出したのが、いつもお世話になっている我らが澤山モッツァレラさん。
編集者として活動しつつ、マーケターやコピーライターとしても活躍されています。ごかけんさんの出版する書籍で編集陣として参画しているほか、つい先日には編集者のコミュニティも立ち上げ、“人と場の編集”でも力を発揮しています。グティかよ！ とツッコミたくなりますね。
9月に配信されたこちらのインタビュー記事は目からウロコ過ぎるので必見です。
「価値を発揮できる場所を探す」「ポジションをズラして生き残る」など、学びにあふれるメッセージに富む中、特に以下の部分は今回のイベントと大いにリンクするように感じます。
「そのとき、自分の価値がいちばん発揮できるのはどこか」を、常に状況をみながらやっていますね。マーケットの動きが早いので、それにあわせて数年で変えることもあります。
イメージとしては、片足を今までやってきた仕事において、もう片方の足は新しい分野に踏み出して、そこで全力で職能を研さんして、階段をのぼっていくような感じです。
■ 半歩ずつ幅を広げ、職能の多様化と深化のループを
手前味噌ながら、メディア企業から事業会社に入り、インハウスエディターとして活動する僕も、夏にこんな記事を寄稿しました。
端的に触れると、オウンドメディアという入社時の担当領域から半歩ずつ取り組みの幅を広げていったところ、職能が多様化⇔深化を繰り返し、入社後2年間で当初の枠組から飛び出して、様々な場面で編集力を活かせるようになっていたという話です。
お時間ある際にご覧いただけると幸いです！
■ おわりに
思えば、今年出会った人の多くが職能の広がりがきっかけだったように思います。その出会いがさらなる職能の多様化と深化を後押ししてくれて、次なる出会いにつながるような。皆さまには感謝しきれません。
というわけで、年末が近づいていますね。1年早すぎる。皆さん、ごはん行きましょう🍢 ちなみに6curryの会員にもなりましたので行きましょう🍛
ちなみに、近日中に、マーケ×編集力を活かし未経験で挑んだ広報の取り組について、定量的成果も踏まえて整理し、寄稿する予定です。なかなか珍しいアウトプットになる予感。乞うご期待！ うひょ〜！
（書かなきゃ・・・書きます🤪 カイくんもうちょい待ってください）
それではまた次回！
いつもお読みいただきありがとうございます！ 笑顔で生きる糧になります😍 今後とも🍢ふじじゅん🍢をよろしくお願いします！