見出し画像

乳がんと心*治療が終わっても、終わりではなかった。

◆治療後の体の異変

私は抗がん剤治療において、ありとあらゆる副作用が強く出るタイプでした。本当につらかった。

それが終わったものだから、
歓喜と涙の「おっしゃー!!!!!終わったー!!!!!」

しかし、その後の放射線治療で帰り際「何だかどっと疲れるなぁ。放射線って副作用あまりないんじゃないっけ」と感じつつ、それが終わると、急に闇と恐怖に吸い込まれたような初めて感じる感覚、職場復帰したら、加えてドキドキと極度の疲労。

医師に何度か伝え、心臓と脳の検査をしました。副作用と転移有無も兼ねて。しかし、問題なし。

休職後、たくさんのお花の写真を撮りました✾

◆なぜ、気づかなかったのか

乳がんになって命の有限を知り、「やりたいって思ったことはやろう!」というエネルギーがグワッと湧いて

つらいつらい抗がん剤治療が終わったタイミングが相まって、意欲や向上心を超えて野心みたいなのが、何よりも勝っていました。

そして、「仕事、がんばりたい!」とフルで職場復帰。心理カウンセリングのスクールにも通い、会いたい人にも会いに行った。

しかし8か月が経ち、「心の病」ではないかと診断、休職の後退職しました。

◆職場復帰は早かったのではないか

当時の私の姿は痛々しかったと思います。
色々やりすぎました。

「復帰するの早かったんじゃない?」後々、数人にそう言われましたし、私も自分を責めました。責めて、責めて、失敗の烙印を押して、力がなくなりました。

そして「もっと、こうした方が良かったのではないか」って、自分をいじめる言葉だって気づきました。

「その時、どうした方が良いか、悪いか」って誰にもわからないのです。私も医師もその時、最善で精いっぱいの選択をしました。

自分責めは永遠にできてしまうので、もうこれは自分に「stop!」と声を掛けないといけない。そして「もっと体の声を聞こう」と反省。それから「職場復帰は本当にしたかったことですか?」と体を休めながら内省しました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?