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熊野古道・西国三十三所

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#お遍路

諏訪大社のわきに鎮座する岡本太郎絶賛の石仏

諏訪大社のわきに鎮座する岡本太郎絶賛の石仏

出雲系だが、自然信仰が色濃くのこる

 夕方、下諏訪駅に下車して、諏訪大社下社を参拝した。
 諏訪大社は、諏訪湖の南にある上社の本宮と前宮、湖の北側にある下社の春宮と秋宮の2社4宮で構成されている。
 祭神は、出雲大社にまつられている大国主命(おおくにぬしのみこと)の子の建御名方神(たけみなかたのかみ)とその妻の八坂刀売神(やさかとめのかみ)とされ、大国主命が天照大神へ国をゆずることに反対した建御

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丸石は縄文信仰のなごり? 熊野・四国・コスタリカ・山梨の備忘録

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熊野の森にころがるこけ蒸した「大地の卵」

熊野古道中辺路の「雲取越え」(和歌山県)は、那智の滝のある那智大社から2日間かけて山の尾根をたどって本宮大社にむかう山道だ。江戸時代には、伊勢参りのあとに西国三十三所を歩く巡礼が、那智大社の隣の西国一番札所、青岸渡寺(せいがんとじ)からこの道をたどり、二番札所の紀三井寺(和歌山市)をめざした。
 2015年秋、小雨にけぶる青岸渡寺を参拝してこの道にはいっ

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