パーソナルトレーナー藤井自伝97
タイのコロナ回復からの日本へのフライトが可能に
お店もやっていない状態で夜間外出禁止令もある中での自宅での飲んだくれの生活が続いていたが、ついに日本へのフライトが可能になるとの話が聞こえてきたのだ。
それまでもジムで筋トレをしようにもジムの禁止、更に住んでいるコンドミニアム内についているジムやプールも禁止である。
やっと公園をランニングできる程度に回復したあと、ジムから復活のメールが届くかと思いきや全く届かず、前を通ってみたら契約していたエニタイムは閉店という始末。
最悪の不摂生で顔パンパン状態の34歳普通のデブの出来上がりである。
この状態から2021年8月に日本へ帰国することになった。
ここから食事にトレーニングと一気にストイックメニューに変更しての肉体改造計画が始まるのだ。
まずは食事の改革から。
徹底して毎日同じものを同じ量、同じ時間帯に食べる。
具体的には鶏むね肉をメインとして1日800g、乾燥わかめ・冷凍野菜のオクラ・ブロッコリー・ニンジン・ゴボウ・枝豆を各200g〜300gずつ。
これを3食にわけて食べるというもの。
大体糖質が50g程度なので期せずしてケトジェニックダイエットのような形になっている。
そしてトレーニングだ。
トレーニングは1日に2回トレーニングを行うダブルスプリットという方法で行った。
3の3法という徹底した量で体を追込みまくる特殊な方法である。
インターバルは約30秒の間に1つの種目を3セット×3セットという合計9セットを行う。
量は多いがインターバルが短いため1時間程度で終わるのだ。
連続で量も多く行うため疲労がピークに達するが、集中力を保つために1度のトレーニングにまとめず2回に分けることで、集中して詰め込めるわけである。
その徹底した生活改善の結果、MAX73キロあった体重は64キロまで約9キロ減り、パンパンだった顔も頬がコケる様になったのである。
パーソナルトレーナーが実際に1年以上の不摂生な生活によってデブになり、徹底した生活習慣によって変化したビフォーアフターを幸か不幸か皆さんにお見せすることができたのである。
ここから日本での新たな生活が始まる。
続く
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