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従業員満足度から従業員幸福度へ

みなさん、おはようございます。
ウェルビーイング・コンサルタントのフジガッキーです!

今日のテーマは、「従業員満足度から従業員幸福度へ」です。

『幸せな職場の経営学ー「働きたくてたまらないチーム」の作り方』(前野隆司著)

こちらからになります。

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従業員満足度から従業員幸福度へ


このタイトルを見て、なるほどなあと思いました。

従業員満足度は仕事への満足、職場環境への満足、福利厚生への満足など「部分的な充足」を測る指標であるのに対して、従業員幸福度は、社員としての部分的な満足度だけでなく、人間関係や家庭環境、余暇の楽しみなどすべてを含む、人間としての「人生全般に関わる全体的な充足」を測る指標である。従業員満足度よりも、従業員幸福度の方が生産性に寄与している、という研究結果もあります。

「幸せな職場の経営学」より

なので、これからは「従業員満足度」ではなく、「従業員幸福度」を向上させることに力を入れるべきだと、この本では説きます。

これまでは自分自身、コンサル先でもアンケート調査をしましょうというケースでも、言葉として「満足度調査」とずうっと使ってきていて、これまで一度も「幸福度調査」という言葉を使っていませんでした。

満足度はその瞬間は満足しても、次の瞬間にはそうではないかもしれない。ところが、幸福度となると(幸せか?と問われると)、自分もそうですがしばらく考えますよね!幸福といわれると満足とは違うよなと。学びました💡

職場の雑談には大きな意味がある

では、従業員幸福度を上げるにはどうすればいいのか?そのヒントも書かれていました。それが、「職場の雑談」です!

徳島の西精工株式会社さんという会社が紹介されていました。

この会社は、月曜日に会社に行きたくてたまらないと考えている社員さんがなんと9割だといいます。サザエさん症候群はまったく関係なしですね!

実施していることといえば、毎朝朝礼をチームごとに1時間かけて、会社のミッションや理念について話し合ったり、各人の先週1週間に起きた出来事を開示し合うといったことだそうです。

これによって、あるチームが大変なときに、自発的に他のチームの人が助け合うことが誰彼ともなく日常的に行なわれているのだそうです。
これであれば生産性は落ちるどころか、むしろ向上するというのも当然のような気がします。

「働き方改革」によって、朝礼や雑談などの無駄を排除して労働時間を短縮しようとするよりも、朝礼や雑談で従業員の幸福度が上がれば、創造性は3倍になり生産性は1.3倍になるのです。これが本当に働き方改革ではないでしょうか。

「幸せな職場の経営学」より

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「従業員幸福度」
その瞬間とか部分的な「従業員満足度」よりも生産性向上にもつながる。言葉としても使ってみたくなりました。

「社内での雑談」の効用
徳島の西精工株式会社さん、社員さんの9割が月曜日にまた会社へ行きたくてたまらないと考えていらっしゃるにはとてもビックリしました。

わたしは昨日、前野隆司先生による「ウェルビーイング経営オンラインセミナー」に参加しました。その中でも前野先生が今回のお話しもされていました。とても勉強になり、ウェルビーイングな気分になりました😃

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