大人でも受けたくなる授業
みなさん、こんにちは。フジガッキーです!
今日から6月ですね。月日の経つのは早く、今年もはや折り返し
に差しかかろうとしています。みなさんは6月をどのようにデザ
インしていきますか?
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私は先週の土曜日に、『13歳からのアート思考』の著者
末永幸歩さんのオンライン講演会に参加しました。
なんと500名以上が参加するというすごい講演会でした!
ということで、きょうは講演会で私なりに気づいたことについて
書いてみたいと思います。
「常識を疑う授業」の実践例
講演会の中で、私が特に印象に残ったのは、末永先生が日頃おこなっていらっしゃる授業風景をご紹介されていた、「常識を疑う授業の実践例」でした。
『信号機はなぜ赤・黄色・青なの?」
小学生を対象とした授業では、まず信号機の3色の画を描いてもらい、それを題材にして、「もし信号の色が赤・黄色・青でないとすると、どんなものになるかな?」と生徒たちに表現させます。
すると、青は進めだから足の速そうな動物、例えばチーターがいいんじゃない?とか、赤は止まれだから怖いものがいいんじゃない?など。。
子どもたちの発想って、実に豊かですよね!
「怖いものってどんなものがあるかなあ?」
生徒たちの話題はいつしか信号機から怖いものへと変化していったといいます。
「アート思考」とは
この「常識を疑う授業」では、
① まず、疑問を抱く 【興味のタネ】
↓
② 別の可能性を妄想する 【探究の根】
↓
③ 自分なりの答えをつくる 【表現の花】
↓
④ 作品を通して対話する
この①から順に④へ、そして④の対話を通じて出てきた疑問をさらにみんなで考える(①へ)。。。このループを行ない深めていくということです。
【】内の、興味のタネ・探究の根・表現の花は、「13歳からのアート思考」に詳しいイラストも掲載されていますので、ご覧ください。
ここで注目なのが、③の「自分の答えをつくる」のところでは、あり得ない答えでもよい、話題が変化してもいいというなのことです!さきほどの授業例では、信号機から怖いものへの変化です。
この①から④のループをぐるぐる回すことを通じて
自分なりのものの見方をして、いまはこの世に存在しない
自分なりの答えを「つくりだす」
これこそが、『アート思考』の探究するということなのです。
自分なりの答えを「つくりだす」ためには
「アート思考」の始まりは、「課題」「ニーズ」ではなく、「自分の興味」であるといいます。
でも、「自分の興味」ってなに?と思うことも多く、この「自分の興味」を見つけるため、自分なりの答えを「つくりだす」ためには、まず
物事の前提を疑ってみる、あるいは否定してみる
ことが重要だと末永先生はいいます。
「絵」の常識ってなんだ?
思考のタガを外す
作りながら考える
作品の完成度は求めない
制約と自由度のバランス
この授業を通じて、生徒たちにも、学びが自分ごとになったとか、他社理解が生まれたといった変化が生まれたともいいます。
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いかがでしたでしょうか。
わたしもこうした授業をぜひ受けたいなあと感じました。