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みなさん、おはようございます。

経営のパーソナル・トレーナー、フジガッキーです!

きょうは、最近また読み返している本『LIFE SHIFT』からです。

最近刊行され話題になっている、『LIFE SHIFT 2』を読みたくて仕方ないのですが、とその前に、前作が無性に気になり読み直したという次第です。以前の投稿でも一部ご紹介しました。

きょうはその後編としての位置づけです。

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この本の終章「変革への課題」からです。

人生100年時代!といっても、おしなべてだれでも100歳まで生きられるわけではない。でも、

いまの80歳は、20年前の80歳より健康だ。

私の母の例で恐縮ですが、本当にそう思います。先日母の米寿のお祝いを家族親族で行ないました。88歳となった今も、矍鑠かくしゃくとしていて、自分もああありたいと強く思ったりもします。

「計画と実験」という見出しが付された中で、以下に目が留まりました。

100年にわたって生産的に生きる人生を設計するうえでは、計画と実験が重要だと。中でも次の文章です。

「実験が重要な理由もここにある。昔のように特定のロールモデルに従っていればいい時代ではなくなり、ありうる自己像の選択肢が大きく広がる時代には、実験を通じて、なにが自分にとってうまくいくのか、自分はなにを楽しく感じ、なにに価値を見いだすのか、なにが自分という人間と共鳴するのかを知る必要があるからだ。
実験は、若者だけのものではない。それは、あらゆる年齢層の人にとってきわめて大きな意味をもつ。私たちを次の地点に導き、どのように移行を成し遂げればいいかを明らかにするのは、実験なのだ。実験と探究は、一人の人間の人生を貫く要素の一部をなすものである。」

「特定のロールモデルに従っていればいい時代ではなくなり、・・・」

これまでありたい姿を思い描く場合には、そのありたい姿に一番近いロールモデルを思い描くことが定番と思っていました。今でもその考えに間違いはありません。でも、大事なのはそこから。

「人生50年 下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」

織田信長が好んだといわれる幸若舞『敦盛』の句です。その当時の平均寿命を表したものではないそうですが、肌感覚としてそうなのでしょう。

仮に人生50年だったものが、現実として倍の100年時代となっています。となれば、何度でも人生やり直しができる。そのための時間も50年のときに較べれば十分にある。さまざまな変身をしてもいいのではないか。

なので、特定のロールモデルに従うだけでなく、そのときどきの自分の考えに一番マッチした、共鳴できるロールモデルを探し続ける生き方って、とてもすてきだなあと、この文章を読んで感じました。

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いかがでしたでしょうか。

この終章の「計画と実験」のすぐあとに、「習熟」という見出しの文章が続きます。『長い人生を生きるうえでは、なにかに打ち込むことが重要だ』と。そして、ものごとに習熟するうえでカギとなるのが、自己効力感(自分ならできるという認識)と、自己主体感(みずから取り組む、という認識)だとも書かれていました。

さあ、「100年ライフ」を満喫するぞ!

とても心地よい読後感が残りました。😃


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