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Fichronicle #42『土日は何時でもおでかけ日和』

2021年2月20日(土)。バイトの帰りに駅前の電気屋へ寄る。ちょっとした買い物へ来た。ここへ来るのは久しぶりで、買うものは同じ。

いつも通りここは入り口が賑やかだ。音に光に色んなもののボリュームが大きい。


入り口からすぐのコーナーに置かれている、ワイヤレスイヤホンを見て、ありふれたものになって来たなと思う。お値段が高いから僕はケーブル付のイヤホン使ってるけど。家の中でならこれが良いな。充電もすぐに出来るし。
もしワイヤレスイヤホンを買ったら、外出時はケーブル付に、家だとワイヤレスに、となるかもしれない。

ここへ来るたびにいつもピアノコーナーに行き、ほとんど弾いたことのないピアノをそれっぽく試奏している。演奏する時は物語を創ることを意識するんだ。そうしたら音も少しそれっぽくなる気がする。僕が弾くと、季節感ある少しファンタジーな曲調になる。
ファンタジーは好きだ。幻想的で美して、ロマンチックだから。


僕の中で、電気屋さんの花形と言ったらテレビだ。

最新のものには、昔から驚かされる。画面が大きい!画質が良い!!って。

この前来たときは、画面から音が出ると見て本当に!?と思ったけど、実際どうなんだろう。売り物の近くには寄りすぎるたら、なんかあれかなと思って、まだ体感出来てない。

テレビは彩度がとても高くて動きもすごく滑らか。このレベルは初めてだ。
滑らかさを示す単位はfpsだっけ。これは、いくつくらいだろう。

映像はベルリンかな。ドイツやチェコ、そのどちらかなのは分かる。なんとなく建物の材質がね。あと映像から伝わる気候。

その土地である事が伝わってくるような気候ってあるような気がする。映像の専門家じゃないから、正確なことは今のところ分からないけれど。


僕の部屋に置けそうなテレビはないかな。どれも大きいな。部屋が大きい人を対象にしているのかも。
あれもテレビなのかなと見てると、それはプロジェクターだった。4K対応。
プロジェクター本体から出ているのか分からないけど、音も聞こえる。爆音の電子音楽だ。
なんか、この音を聴いてると車の中で音楽を聴いているような気分になる。ハイウェイを登ってドライブタイムだぜ。


買い物に来たと言いつつ、僕は家電の見学している。次はタブレットだ。

シリコン製のキーボードも、ノートPCのそれのようにタッチパッドに触れると、画面を操作出来るようになっており、進化を感じる。
タブレットはちょっと先の世界で、今のノートPCの立場はタブレットなのかもなって考えた。こっちの方が軽いくて持ち運びが楽そうだだから。

そうなったときノートPCはどうなるんだろう。今のデスクトップPCの立場?じゃあデスクトップPCの立場はってなる。むずかしいな。資料をちゃんと読んだ方が良い話題かもしれない。


今度はノートパソコンのコーナーへ来た。

こっちもこっちで昔より薄くなっている。昨年くらいから一気にそういう感じになったと思う。理由は、今のところ知らない。有機ELだろうか。液晶画面に比べて発色がテレビ同様良い。


10年くらい前から、電気屋へ来るたびにこうしてパソコンを眺めている。今日はなんだか、そういう時間がパソコンを見ていてる時に頭に浮かんだ。

そろそろレジへ行こうか。


大好きな女優さんの出演作をダビングするためのBlu-rayディスクを手に取って、レジへ進んだ。最近HDDも良いなと思うようになった。バイト代を貯めて買おうかな。容量大きいのがいいな。

電子マネーで支払いをして、駅へ向かう。
今日の空気は、パソコンを眺めていたこれまでの「あの時間」と似たような感じがする。

そう思いながら、日が伸びたこの空をもとを歩いていた。

機材代に使います