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詩世界

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2021年2月11日(木)〜の詩をまとめたマガジン。
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#言葉

Open!!

窓開けて そこの扉を 開けてみて

息をしたらさ そこで世界が 歌ってる

ボード

ピポパピポ 

パカっと開けばグローカル

パカっと開けばフロンティア

そこは黎明時代のネット世界

そこは新世紀のフロンティア

ポッケの中の開拓地

パケット料金高すぎよ

ランセル背負う私には

黎明時代のフロンティア

このワールドのブルーフォト

分かるはずなく ただ遊ぶ

なにこのゲーム 

なにこの映像

名もなき町にて ただ遊ぶ

黎明ネットをいざ探検

ここには何かがあるはずさ

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記憶フィルター

記憶フィルター

雲のように真っ白なキャンバスに新しい時が描かれ始めて数年目のこの年

いつしか僕は未来を見続けるこの島々と、惑星に住む人々が描いてきた銀色の時の世界を、たまに望遠鏡で眺めるようになっていた

そういう感覚は前からあった

それが ぐぐん とこの数週間で強くなったような気がした

今の僕には、その理由が分からない。

思えばあの世界の文化とかを見て「あの世界らしさを感じるね」なんて思うことが増えた

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生活

梅雨ももう明けようとしている

もうすぐ夏だ

今年の梅雨は長かった

そうは言っても 梅雨入りも少しした頃になると お日柄の良い日が多く 

春の夏って感じな日々だった

最近よく外に出る

理由は生活のため

暮らしていく以上はこれをしなきゃいけない

この外出の時間は雲が撮れて嬉しいなと思う

雲はやっぱり美しい

外に出る以上は どこかへ赴くということで

その道中歩いてる時間も結構ある

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夏の部屋

明日へと向かう星の時間

あることを感じた

「夏だ」

そう、夏

夏の星の時間に見られる気候が部屋を漂っている

もう夏かな

そろそろ そうだとどこかで見た

もう このくらい時期だし 当たり前かとも思う

夏の星の時間は

私にとっては夏らしさの一つでもあるように思う

エアコンの温度を適切に設定して

私は明日へと向かう

トマトジュース

この前トマトジュースを飲んだ

理由は分からないけど 前よりも旨味を感じるようになった

感受性が磨かれたのかな その辺どうなんかな

今の私には分からないけど 食べ物をより美味しく感じるのは良いことだと思う

トマトジュースだから飲み物だけど

前に置いてあるトマトジュースを見ると 大好きな大好きなあなたが浮かぶ

前に大好きなあなたがトマトジュースを飲むよってお話してたから

それからトマトジ

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シンクロダンス

踊るよ 踊る

毎日 踊る

24時間踊っている

会場までの道中は 

常夏のダンサーが 踊っている

若緑のマラカス持って

若緑の帽子身につけて

会場までの道を教えてくれる

太陽が照ってきたころ

ダンサーたちは

茶の葉色のマラカス持って

茶の葉色の帽子身につけて

会場までの道を教えてくれる

シンセサイザーにパーカッション

コーラスが聞こえてくれば

会場に到着だ

何でもある

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Birthday song

お誕生日おめでとうございます

大好きな 大好きなあなたが

健やかで 幸せで 笑顔に溢れる

良い一年でありますように

春の白桃色の空のように優しく この世界を照らすあなたは

5月の初めのように 暖かくて さわやか

心地の良い空気をまとっているのです

あなたがいるからこそ 私は暮らしてゆけるのです

大げさな事を言っているような そんな風に聞こえるかもだけど

大好きな 大好きなあなたは

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新緑の詩

若緑の美しき 新緑生える 5月の世界

少しずつ 外気温が上昇する この世界を

私は運動と称して歩いている

ボトムスのポケットに入った便利な機械は開くたびに

「今日は何歩、歩いてるよ」と

テキストを表示する

歩いた成果が簡単に確認出来

合計でどれくらい 

歩いたかも知ることが 出来るようになると

どこかゲームのような気分にもなってくる

5月の世界は 外気温の上昇を理由に

歩き続

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香り

夏の鍛治師は 今日も制作をしている

鍛治場の音が聞こえる

鍛冶場の香りもしてきた

そうだよ 鍛冶場ってこういう香りがするんだ

その事を 私は思い出した

鍛冶場 らしい空気も感じた

初めて感じた

夏の鍛治師が 仕事をしてる時間の世界は

この世界の空気がした

夏の鍛冶師

樹木から 葉が生い茂る 

天然エアコン稼働する季節に

夏の鍛冶師は現れた

夏の鍛冶師の労働時期は普段だと

楽団のコンサート時期で

その時期に鍛冶場で仕事をしている

だけど今年は 天然エアコンが稼働している時期に

仕事を始めた

夏の鍛冶師はだいたい一ヶ月くらいかけて

作品をつくりあげる

今年もそれくらいなんだろうか  

鍛冶師は今日も仕事をしていた

空飛ぶ蒸気船

今日も 造船街のドックから 真新しい木と鉄の香りを醸し

管楽器のように メロディーを奏でる

一隻の飛行船が 出港する

時は 重工業が発達し 

蒸気をエネルギーに 動く世界

「水晶宮殿のパレード」 から数十年

今は 風力と蒸気を動力源とする 飛行船が主流だ

蒸気が生んだエネルギーは 船尾にあるスクリューを回転させ

前へ 前へと 飛行船は前進する

蒸気エンジンは それまで風の力のみで

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車窓

自動車は道を進む

この辺も綺麗になったな

新しいマンションが2棟も建ってるし

道路も綺麗だ

色んなものが綺麗になっていく

この街の最近の流行りはここにも浸透していたんだっ て思う

少し進んだ先に 見慣れた景色があった

私が小学生の頃

-道路脇の洋食屋を発見した頃-

と似た風景があった

今も こういう所あるんだ

そう思いつつ 私は時計を数十秒おきに確認していた

そういえば 道

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月光が煌めく街で

月光煌めく 5月の始まりの始まり

数分前に 鉄の塔から鐘が鳴り響いたこの街で

私はいちごのカクテルを作っていた

カクテルといっても 私はいわゆる下戸だから

中身はそれっぽい製法で作られた ソフトドリンク

せっかくの日だということで

雰囲気だけでも 楽しみたいと思い

レシピを調べて 作ってみた

ドリンクが 月の光に照らされて

少し黄金色がかっている

ドリンクは澄んだ見た目にしたか

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