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こんなことって あるんだなあ…

以前、私は「春告げ鳥」として 投稿したことがある

あれは 今年の2月21日のこと、早朝 洗面所に行くと とてもキレイな声で おしゃべりするように 鳴く鳥の声が聞こえた。私は 思わず そっと、窓ガラス戸を開けて 聴いてみた。さえずりは一段と身近になる と、一羽の鳥が ハラりと目の前に飛んできて、私と目があった。 丸くて黒みがかった赤いかわいい目!なんて、かわいいんでしょう! 私と目が合ったのに  その鳥は逃げなかった。 ほんの一瞬 それは、ほんの一瞬だったのに  とてもとても幸せな気持ちを与えてくれ、その鳥は羽ばたいていった。  それは、きっと昨年亡くなった娘が 春を忘れかけている私に「春ですよ!」っと 告げに来てくれたのでは?と いう内容でした。

一昨日、友人に電話で その話をしている最中に、フッと気づいたのです。    我が家の洗面所のガラス戸を開けて見えるのは 我が家と隣の庭との間にある「白い塀」が見えるだけ。隣の庭の木も緑の葉っぱも 何も見えない!ということに今更気づいて、ハッとしました。 私の見た鳥は?      確かにハラり!と とまる羽音まで 空気のざわつきまで そして 緑葉の付いた枝まで見えたのに…

何度洗面所のガラス戸を開けて 覗いても、真っ白な塀しか見えないのです

あれは、私の 妄想? ? ?・・・

その話を ご主人を亡くして2年目の ご近所の奥様に話したら… 「私も おかしいことがあるんよ。携帯を開けたとき 時々やけど、撮ったことのないお父さんと孫の写真が 出てくるんよ。 あら!と思って なにかしらのボタンを押してしまって、又出るかと?と思うんやけど 出んのよ~。  お父さん この孫に会いたい会いたいと言うてたんやけど、会えんかったのに… いつ撮ったんかねえ? それも私の携帯に 入っとるんよ。おかしなこともあるんやね」と、島根県の方言混じりでおっしゃる。

私は 何人も身内を見送って、その度ごとに不思議な体験をしている。  そのことは 「note」にも書いているけど、若い頃は 怖さ半分で 信じる範囲でなかったものの、こう何回も体験すると…

金子 みすずの「童謡」の中に

見えぬけれどもあるんだよ     見えぬものでもあるんだよ

を思い出した

そして

思わず 「見えぬものでも 見えるんだよ」と、つぶやいていた。 

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