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人生を豊かにする三つのシゴト いの一番の【志事】について

人生を豊かにする3つの「シゴト」について

まず一つ目は、一般的な「仕事」です。
これは勤労や就労、つまり生活のために
お金を稼ぐためのシゴトです。

次に二つ目は、私的な「私事」です。
これはプライベートのことで、余暇や娯楽、
つまり楽しみを求めるためのシゴトです。

最後に三つ目は、「志」の「志事」です。
この志のシゴトが一番わかりにくいかもしれません。

現代の日本人は、お金を稼ぐための「仕事」ばかりに追われ、遊びや自分のために生きることができていない人が多いのではないでしょうか。他人のためだけに生きる人生ほど無駄なものはありません。
また、逆に「私事」ばかりに時間を費やし、例えばゲーム、ギャンブル、お酒、異性との軽い交遊などに時間を使いすぎている人も少なくありません。そのような人生の最後には、何も残らないかもしれません。

重要なのは、「仕事」と「私事」、そして「志事」の調和だと私は信じています。

志事とは

今日は、この「志」の「志事」についてお話ししたいと思います。

志事」とは、3つのシゴトの中で最初に始めるべきシゴトだと私は考えています。
志事」は、
まず①自分を知ることから始まります。
「自分はなぜ生まれてきたのか」
「自分はなぜ生きているのか」
「私は何のために生きているのか」といった
人生の命題について、真剣に考える必要があるのです。

次に②人間を知ることが続きます。
「人間とは何か」「なぜ人間は悩み苦しむのか」
「煩悩や執着はなぜ生まれるのか」
「人間として幸せになる方法、安心を掴む方法」を
知ることが大切です。

さらに、
日本という国を知ることです。
これには感謝を学ぶことも含まれます。
社会の営みと世間の常識、道徳倫理を身につけることも必要です。これにより、自分は一人では生きていけないことを理解します。
③と④を知り、理解することは、①の自分を知ることを助けることにもなります。

そして、これらが完成することで、
自分がすべきこと、つまり「仕事」が見えてくるのです。

現代人は、これらの人生の命題や人間、自分、国家、日本、そして人との関わりについて考える時間が少ないのではないでしょうか?

本来、子供の時期に多くの時間をかけてこれらの命題について考えるべきです。そして、それをじっくり考えさせる時間や工夫が、幼少期に必要だと私は考えています。しかし、現代ではスマホやゲーム、インターネットといったものがこれらを妨げ、学校や家庭でもその方法が教えられていません。

教育論については、別の機会にお話ししたいと思いますが、結論として、「志事」を大切にし、徹底的に追求すれば、自己の確立、人間や国家についての理解が深まるでしょう。

そして、自分の弱さを理解することで優しさが生まれ、他人に左右されない本当の自分が見えてくるはずです。

志事から仕事へ

その時初めて
自分のしたいこと
自分のすべきこと
自分のなすべきこと」、
つまり「仕事」がわかってくると思います。

残念ながら、現代の日本の子供たち、そして私たちもまた、これらを考える時間や機会を与えられないまま成人し、社会に出てしまったのではないでしょうか。

私たちは、「生きる意味」「勉強する意味」「仕事をする意味」「結婚する意味」「子供を産む意味」「両親を敬う意味」などがわからず、迷走を続けているのではないでしょうか。

一日も早く、子どもたちに「自分の使命、天命を見つける術」を社会や家庭、両親が提供していくことが最も大切だと私は思います。この「志事」が多くの子供や大人の悩みを解決し、社会問題の改善にもつながると信じています。そして「志事」が理解できたとき、次のシゴト、「仕事」が見えてくるのです。

これらの命題やテーマ、課題について考えるための方法については、また改めて詳しく述べたいと思います。

ぜひ皆さんも、自分のための「志事」を大切にしてください。

合掌

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