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たかがトイレ、されどトイレ~知らなかった東京②~

もみくちゃになりながらたどり着いた原宿で、1人目のお友達、というより人生の先輩とランチをした。
なんとかかんとかロンドンというお店(大雑把でごめんなさい)で、サラダを2種類、ホットメニューを1つ選び、盛り付けてもらったワンプレートランチを食べた。

おいしく完食したのだが、どうやらこのワンプレートランチの何かにあたったみたいで突然の腹痛。
しかもお店を出た後の原宿の通りでだ。

トイレに行きたいですとその先輩に言い、トイレを求めて東急プラザに駆け込んだ。
4階か5階くらいの高さの商業施設だったが、なかなかトイレがない。
やっと見つけたトイレにはインスタ映えするカフェ並みの長蛇の列。
これは待てないと思い、1つ上の階に上がったが、そこには男性用のトイレしかなかった。

驚いた。
というより驚きすぎて若干ひいてしまった。(この時は切羽詰まっていたのでお許しください)
4階か5階くらいの高さがあるビルなのに、女性用、男性用それぞれトイレが1つずつしかない。
福岡の商業ビルなら男女両方、少なくともどちらか一方のトイレが各階に大抵ある。
だから、トイレに並ぶとしても2,3人くらいだし、他の階に行けば別のトイレがあるからそんなに焦ることはない。

東京は、東急プラザに限らず、駅や他の商業ビルもトイレには長蛇の列がつきものだった。
結局私はこの腹痛の波をどうにか乗り越え、少し離れた人の少ない駅のトイレで少し並んでから事なくを得た。

東京は人に対してトイレの数が圧倒的に足りていない。
福岡から上京し仕事をしている先輩は私に言った。
私もその先輩に心の底から同意した。

トイレはかなり大事だ。
トイレはお店の写し鏡だというが、本当にそうだと思う。
福岡に住む私は自然とトイレの綺麗な商業ビルに行きたくなるし、人があまり並ばない穴場トイレがあるビルも必ずチェックしている。
そこで買い物もランチもしたくなるし、トイレ目的で入ったビルでもお店に立ち寄ってしまうことが多々ある。
トイレは集客にも売上にも少なからず影響していると思う。
たかがトイレだが、されどトイレだ。

東京にトイレが少ない理由を福岡県民の私はよく知らない。
けれど、東京の街大改革計画を企てている人や、これから東京にある商業ビルをリニューアルしようと考えている人たちがもしいれば、声を大にして言いたい。
もっとトイレを増やしてほしいし、気にかけてほしいと。

そしてこの経験から私は学んだ。
東京では、余裕があるうちにトイレに並びに行かなければならないと。

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今日のトート
flying tiger copenhagen  福岡天神ストア
「おだやかな秋の夜を呼ぶトート」

前回の「山手線でもくしゃくしゃにならないトート」でも登場したこのトート。
こんな夜こそこのトートでおだやかな夜を呼び寄せたいな。


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